会社が大きくなる過程には、様々な戦略があります。
例えば、単純なヒット商品の開発から企業買収など
多岐にわたります。
そのような戦略の一つとして、業務提携があります。
合弁会社を作るわけでもなく、ある意味対等な立場で
お互いの強み弱みを補完し、双方の事業を加速化していきます。
先月、個人的には衝撃的なニュースが新聞紙面を飾りました。
私の幼少期を振り返る時、ファミコン、スーパーファミコン、
ゲームボーイ、任天堂64を抜きには語れません。
一方のDeNa。
不恰好経営を読み、赤裸々に綴られた南場さんの人柄や
経営哲学に、とても感銘を受けました。
そのため、両社の業務提携の発表は、個人的にとても胸が躍りました。
では、なぜこの二社が今のタイミングで
このような業務提携を発表したのか?
諸説あると思いますが、まさしく双方の強みと弱みを活かし合うため
のものと言えそうです。
任天堂の弱みの一つに、ネットワークシステムがハードに紐付けされているため、
ハードが壊れた場合にソフトも買い直さなければならない点があります。
業務提携の発表の際、NXという新たなゲーム機の発売発表を行い、
ソフトウェア上でのプラットフォームを作っていく予定です。
しかも、そこにスマートフォンやPCから接続できる機能を設けます。
その技術面において、モバゲータウンをはじめとするSNSプラットフォーム開発
に強みがあるDeNAを最良のパートナーであると判断したのでしょう。
一方のDeNAにとっては、任天堂が保有するマリオやゼルダといったキャラクター
を使うことができ、また、対外的に老舗企業との共同開発を行うことで、
新興企業というイメージからの脱却を図り、自社ブランドの向上が見込めます。
このように、双方の強みと弱みを補いながら、新しい市場を創造していくことは、
とても価値あることだと思います。
何より、今回の業務提携は合弁会社を設立するわけではなく、
資本提携という方法を用いた点に、任天堂の本気度が伺えます。
両社の今後が益々楽しみです。
そして、規模は小さくとも、こうした戦略的なアドバイスを顧問先様に行い、
最適な結果を出せるよう力をつけたいと思います。
14期生の日野卓郎です。
ブログを楽しく読ませて頂きました。
私も幼少期は重度のゲーマーだったので(笑)、この業務提携には注目しました。ゲーム市場は軒並み厳しいですから、自社だけでなく、他社の資源を活用したビジネスが必要なのかもしれません。
今後の両社の動向に注目ですね。
今度、ストリートファイターとか対戦しようU+1F3B6(任天堂関係ない)
ゲーマーひのっちの今後も楽しみで仕方ありません(^ ^)