皆さん、こんにちは。4月28日(土)担当の17期生山田隆司です。
本日もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
私は、中小企業診断士を取得する以前、
業務改善や・データベース設計の仕事をしていた関係もあり、
情報や統計に関する事柄には関心を持っていました。
過去には、国勢調査のアンケートにも答えたことがあります。
調査員による留置き法での調査です。診断士試験の知識問題としては出てきますが、
実際に経験できたことは、とてもラッキーでした。
また現在の仕事でも、経営診断の環境分析では、さまざまな指標を使って、
現状を把握するための有効な手段として、頻繁に統計情報を利用しています。
ということで、今回のテーマは、ビジネスのおける「統計学」について
考えていきましょう。お付き合いください。
1.統計活用のあれこれ
皆さん、「統計学」と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか?
特に仕事で使っていないのでわからない、数値ばかりで難しいなど、
自分には特に関係ないとお考える方も多いと思います
しかし、実際は至る所に統計学は活用されています。
ここでは、日常生活で統計が利用されている事例を3つご紹介します。
①製造業の品質検査(バラツキ)
製品の最終検査で品質基準チェックを行う際に、統計学が使われます。
主に、サンプリングや管理図などの手法で用いられています。
②新薬の効果検証
新薬が本当に効果があるのか検証する臨床実験で統計学が使われます。
仮説検定といって、同質な2つのグループに新薬と疑薬を別々に投与して、
実際に効果がでるか検証することに利用します。
③スポーツでの戦略利用
相手選手の傾向や弱点をデータで分析するのに統計が使われます。
傾向をパターン化して、選手の強化や戦略へのサポートとして利用されています。
有名な例としては、2012年に開催されたロンドンオリンピックにおいて、
真鍋監督率いる全日本女子バレーボールチームが、データ分析から確率を算出して、
作戦実行のサポートとして活用されていました。
試合中にタブレット端末を見ながら選手たちに指示を出していたのが印象的でした。
以上のように、安くて高品質な製品を手に入れられることや、病院でお薬がもらえること、
日本代表が世界で活躍してメダルを獲得したことなど、
どれも身近な話題に統計学が関わっているのです。
2.統計とは客観的事実を知るツール
皆さんにとって統計とはいったい何でしょうか?
統計とは、何が事実であるかを客観的に見極めるためのツールと考えます。
重要な理由として、以下の3つの機能があげられます。
①現状を正確に把握するための数量的調査
②事象を論理的に説明するための根拠となる基礎情報
③論理的な推測から、全体的な法則性を導き出す
知っているかいないかで結果に大きく影響します。
有効性を理解して、ツールを使いこなすことが経営管理には不可欠でしょう。
3.結局、統計ってどうなの?
統計学がビジネスにとても重要なこと、お分かりいただけたでしょうか。
しかしまだ、統計って数字が多くて難しいなと感じる人も多いでしょう。
確かに、自ら統計情報を作成することは専門的になりますが、
だからといって食わず嫌いせず、それを理解して活用する努力は必要となります。
個々の事象はバラバラであっても、数が多くまとめると1つの規則性が見つかり、
大数の法則より、データ数が増えるにつれて誤差が小さくなって、理論値により
近づていきます。正規分布のような理論形式を理解しているだけで十分だと考えます
人間の判断は少なからずバイアスがかかっています。
主観による思い込みや勘違いにより、誤った意思決定をすることがあります。
客観的な統計情報の基本を正しく理解した上で、自由に活用すれば、
課題に対する本質的な理解を助けてくれるツールとなるでしょう。
4.ビジネスにとって統計学は必須スキル!
経営者の最大の仕事は何でしょうか? それは「意思決定」です。
勘や経験のみに頼るのではなく、データに基づく物事の把握、
適切な統計的手法から導き出された結論や予測などを踏まえ、
より妥当性のある意思決定をすることが求められます。
統計の特徴や注意点を理解し、正しく活用することで、
確かなの経営支援に繋がり、成功への近道になると信じております。
皆さんは統計学をどのようにお仕事で活用されていますでしょうか?
よかったら感想をお聞かせください。ありがとうございました。
出所:総務省統計局HP
http://www.stat.go.jp/index.html
本日もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
私は、中小企業診断士を取得する以前、
業務改善や・データベース設計の仕事をしていた関係もあり、
情報や統計に関する事柄には関心を持っていました。
過去には、国勢調査のアンケートにも答えたことがあります。
調査員による留置き法での調査です。診断士試験の知識問題としては出てきますが、
実際に経験できたことは、とてもラッキーでした。
また現在の仕事でも、経営診断の環境分析では、さまざまな指標を使って、
現状を把握するための有効な手段として、頻繁に統計情報を利用しています。
ということで、今回のテーマは、ビジネスのおける「統計学」について
考えていきましょう。お付き合いください。
1.統計活用のあれこれ
皆さん、「統計学」と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか?
特に仕事で使っていないのでわからない、数値ばかりで難しいなど、
自分には特に関係ないとお考える方も多いと思います
しかし、実際は至る所に統計学は活用されています。
ここでは、日常生活で統計が利用されている事例を3つご紹介します。
①製造業の品質検査(バラツキ)
製品の最終検査で品質基準チェックを行う際に、統計学が使われます。
主に、サンプリングや管理図などの手法で用いられています。
②新薬の効果検証
新薬が本当に効果があるのか検証する臨床実験で統計学が使われます。
仮説検定といって、同質な2つのグループに新薬と疑薬を別々に投与して、
実際に効果がでるか検証することに利用します。
③スポーツでの戦略利用
相手選手の傾向や弱点をデータで分析するのに統計が使われます。
傾向をパターン化して、選手の強化や戦略へのサポートとして利用されています。
有名な例としては、2012年に開催されたロンドンオリンピックにおいて、
真鍋監督率いる全日本女子バレーボールチームが、データ分析から確率を算出して、
作戦実行のサポートとして活用されていました。
試合中にタブレット端末を見ながら選手たちに指示を出していたのが印象的でした。
以上のように、安くて高品質な製品を手に入れられることや、病院でお薬がもらえること、
日本代表が世界で活躍してメダルを獲得したことなど、
どれも身近な話題に統計学が関わっているのです。
2.統計とは客観的事実を知るツール
皆さんにとって統計とはいったい何でしょうか?
統計とは、何が事実であるかを客観的に見極めるためのツールと考えます。
重要な理由として、以下の3つの機能があげられます。
①現状を正確に把握するための数量的調査
②事象を論理的に説明するための根拠となる基礎情報
③論理的な推測から、全体的な法則性を導き出す
知っているかいないかで結果に大きく影響します。
有効性を理解して、ツールを使いこなすことが経営管理には不可欠でしょう。
3.結局、統計ってどうなの?
統計学がビジネスにとても重要なこと、お分かりいただけたでしょうか。
しかしまだ、統計って数字が多くて難しいなと感じる人も多いでしょう。
確かに、自ら統計情報を作成することは専門的になりますが、
だからといって食わず嫌いせず、それを理解して活用する努力は必要となります。
個々の事象はバラバラであっても、数が多くまとめると1つの規則性が見つかり、
大数の法則より、データ数が増えるにつれて誤差が小さくなって、理論値により
近づていきます。正規分布のような理論形式を理解しているだけで十分だと考えます
人間の判断は少なからずバイアスがかかっています。
主観による思い込みや勘違いにより、誤った意思決定をすることがあります。
客観的な統計情報の基本を正しく理解した上で、自由に活用すれば、
課題に対する本質的な理解を助けてくれるツールとなるでしょう。
4.ビジネスにとって統計学は必須スキル!
経営者の最大の仕事は何でしょうか? それは「意思決定」です。
勘や経験のみに頼るのではなく、データに基づく物事の把握、
適切な統計的手法から導き出された結論や予測などを踏まえ、
より妥当性のある意思決定をすることが求められます。
統計の特徴や注意点を理解し、正しく活用することで、
確かなの経営支援に繋がり、成功への近道になると信じております。
皆さんは統計学をどのようにお仕事で活用されていますでしょうか?
よかったら感想をお聞かせください。ありがとうございました。
出所:総務省統計局HP
http://www.stat.go.jp/index.html
コメントありがとうございます。
そうですね。技術革新で、リアルタイムに瞬時に分析されて、どんどん便利になっていきますね。
次に、情報をどう活かしてどうアクションするのか。予測に基づいた対策をどう具体的に実現していくのか。
行動しながら試行錯誤する。
ビジネスでも同じですね。勉強になります。