17期生の井上です。
昨日の降雪はすごかったですね。
今朝の出勤時に大きな遅れもなく電車が動いていたことに、改めて日本の鉄道はすごいと思いました。
さて、この度は私の印象に残った人とその言葉についてを記載致します。
会社の研修で名前と言葉を知り、その後、たまたま見ていたテレビで詳しくその存在を知ったのですが、
その人の名は、ウルグアイのホセ・ムヒカ第40代大統領で、印象に残った言葉は以下となります。
「本当のリーダーとは、多くの事柄を成し遂げる人ではなく、自分をはるかに超えるような人財を残す人だ。」
ホセ・ムヒカ大統領は、ウルグアイ首都モンテビデオの貧困家庭に生まれ、大学卒業後、1960年代に入って極左都市ゲリラ組織ツパマロスに加入、軍事政権下でゲリラ活動に従事し、逮捕され軍事政権が終わるまで13年近く収監されました。
出所後に政治家となり、農牧水産相などを経て2009年11月の大統領選挙に当選し、2010年3月1日から2015年2月末まで大統領を務めました。
ホセ・ムヒカ大統領は、大統領としての報酬の大部分を財団などに寄付し、毎月1,000ドル程度で暮らしたため、その質素な暮らしぶりから「世界で最も貧しい大統領」として知られました。
2012年にブラジルのリオデジャネイロで開催された、環境の未来を全世界で決めて行くリオ会議(Rio+20)で発言した、
「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくら所有しても満足しない人だ」
という自らの考えを、普段の暮らしの中でも徹底し、多くの人に知らしめました。
ムヒカ大統領の寄付は、その多くが農業学校の設立など、ウルグアイの未来を担う子どもたちの教育や次世代の人材育成に使われました。
そんなホセ・ムヒカ大統領が日本のテレビ局のインタビューで、「この先の夢や目標」を聞かれたときに語ったのが、
「本当のリーダーとは、多くの事柄を成し遂げる人ではなく、自分をはるかに超えるような人財を残す人だ」という言葉です。
実際に、その信念に基づき、後世を担う人材育成に多くを費やしてきた彼の姿に、人々は敬愛をこめて「世界で最も貧しい大統領」と称しました。
アメリカのトランプ大統領とは異なるリーダーシップのスタイルですね。
社会の変革を肌で感じる昨今、世の中が不確実な中で組織を動かしていくリーダーにとって、自分の信念を明確に持つことの重要性は増してきているのかもしれません。
私も自分の軸をどこに置くのか、内省する機会となりました。
私が今注目しているのは、日本レーザーの近藤社長のリーダーシップ力です。
是非、HPをご覧ください。人を大切にし、素晴らしい人財育成をしていますよ。HPの写真も笑顔。
本に、若い時に、名刺を口にはさんで口角を挙げて笑顔をつくる練習をされたとか。怒らない。いつも穏やかに社員の話を受けとめ、社員を信頼している。
素晴らしい会社ですよ。
東京協会の人を大切にする経営研究会で12月に講演していただきました。