皆さん、こんにちは。
「稼げる!プロコン育成塾」事務局の三好康司です。
今年1月14日~15日、新潟県の燕三条に行ってきました。写真は、その時に立ち寄った三条市の白鳥飛来地です。今回は、白鳥飛来をテーマにしてみました。
1.三条市の白鳥飛来
白鳥飛来地は、JR燕三条駅から車で30分ほど走った三条市森町という場所にあります。森町を流れる五十嵐川(いからしがわ)に飛来しますが、湖や池でなく、川に飛来するのは全国的に珍しいそうです。1986年に初めて五十嵐川に白鳥が飛来、地元の方がエサをあげると、それ以降、毎年白鳥がやってくるようになりました。1994年には、地域住民が「白鳥を愛する会」を設立、その後、400羽前後が越冬するようになり、私が見学した時も、300羽ほどの白鳥を確認しました。
2.日本に飛来する白鳥の種類
白鳥は、シベリアやオホーツク海沿岸で繁殖し、冬期は温暖な日本などで越冬します。わが国には、毎年5万羽前後のオオハクチョウとコハクチョウが初冬に飛来し、春には去っていきます。オオハクチョウは大きさ約140cm、クチバシの黄色い部分が半分以上あり、目から鼻の前方に達しています。一方、コハクチョウは大きさ約120cm、クチバシは黒い部分が額まで達しており、オオハクチョウに比べて黒い部分が多く、またオオハクチョウより首が短いそうです。その様な説明を受けて観察すると、オオハクチョウとコハクチョウは、はっきりと区別することができます。
3.日本の白鳥飛来地
環境省は、毎年、渡り鳥の飛来状況の調査を行っていますが、オオハクチョウ、コハクチョウとも、ほぼ39ヵ所の全調査地域で飛来が確認されています。オホーツク地方、函館、小樽周辺などの北海道、青森県、秋田県などの東北地方、新潟県など日本海側に白鳥が飛来するイメージがありましたが、なんと、日本全国に飛来しています。
そして、関東地方にも、千葉県印西市「白鳥の郷」、茨城県潮来市「白鳥の里」、群馬県館林市「多々良沼の白鳥」茨城県水戸市「大塚池公園の白鳥」などに飛来スポットがあり、東京から少し足を伸ばすと白鳥見学を楽しむことが出来ます。
尚、「優雅に泳ぐ白鳥も、水面下では足を激しく動かしている」といったことを聞いた記憶がありますが、実際には激しく足を動かしている訳ではないようです。私も間近で観察してみましたが、足をバタバタさせてはいませんでした(笑)
今回は、優雅な白鳥の話でした。