皆さん、こんばんは。12月11日(月)担当の17期生山田隆司です。
本日もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
先日12月5日に、とても歴史的な出来事がありました。
それは、羽生善治棋聖が最高位である竜王位を獲得して、
前人未踏の「永世七冠」の称号を得ることとなりました。
タイトルと取るだけでもすごいのに、メジャータイトル七冠すべてと、
通算7期で称号が与えられる永世称号まで得るという快挙が成し遂げられました。
自分も歴史になを残す人と同じ時代に生きていることが、とても幸運だと感じます。
今回のテーマは「将棋」でいきたいと思います。
「将棋」といえば、時代劇や歴史のドラマなどでも、
お殿様や家老が、将棋や囲碁に興じる姿を見る機会があると思います。
昔の藩主や家老は、今でいう経営者や役員の立場ですから、
将棋や囲碁は、戦略を考えるよい訓練になっていたのかもしれません。
今回の永世七冠ですが、実は9年前の2008年12月にも同じく渡辺竜王に挑戦して、
当時の羽生名人があと1勝というところから大逆転を許し、タイトルを逃したのでした。
当時敗れた後、羽生名人は自分の半生を書籍にまとめられます。
その書籍のなかから、今回は自分が印象に残った言葉をご紹介いたします。
①大局観
具体的な手順を考えるのではなく、俯瞰的に物事を考えること。
複雑な状況で決断を下すときは、大局観が無駄な読みを省略できて、
正確性が高まり、思考が早くなる効果があります。
②繰り返しの大切さ
1つ1つの積み重ねにこそ、大きな真理があるのではないか。
③挑戦する勇気
リスクを取らないのが最大のリスクになります。
羽生永世七冠の今があるのは、過去の負けた経験から
自分と向き合うことで気が付いた境地なのかもしれません。
挑戦を続けた羽生永世七冠だからこそ、とても重みのある言葉ばかりでした。
これは将棋の世界に限ったことではなく、
ビジネスの世界でも重要なヒントを与えてくれていると感じます。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」といいます。
負け方が重要であり、負けは変化のきっかけになるのではないでしょうか。
常に新しいものに挑戦することで、失敗することも多くなりますが、
負けや失敗した要因を客観的に分析することで、改善を進めてることができます。
これからも自分をより深く内観して、自分をバージョンアップさせていきたいです。
出所 羽生善治著(2011)『大局観』角川書店
本日もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
先日12月5日に、とても歴史的な出来事がありました。
それは、羽生善治棋聖が最高位である竜王位を獲得して、
前人未踏の「永世七冠」の称号を得ることとなりました。
タイトルと取るだけでもすごいのに、メジャータイトル七冠すべてと、
通算7期で称号が与えられる永世称号まで得るという快挙が成し遂げられました。
自分も歴史になを残す人と同じ時代に生きていることが、とても幸運だと感じます。
今回のテーマは「将棋」でいきたいと思います。
「将棋」といえば、時代劇や歴史のドラマなどでも、
お殿様や家老が、将棋や囲碁に興じる姿を見る機会があると思います。
昔の藩主や家老は、今でいう経営者や役員の立場ですから、
将棋や囲碁は、戦略を考えるよい訓練になっていたのかもしれません。
今回の永世七冠ですが、実は9年前の2008年12月にも同じく渡辺竜王に挑戦して、
当時の羽生名人があと1勝というところから大逆転を許し、タイトルを逃したのでした。
当時敗れた後、羽生名人は自分の半生を書籍にまとめられます。
その書籍のなかから、今回は自分が印象に残った言葉をご紹介いたします。
①大局観
具体的な手順を考えるのではなく、俯瞰的に物事を考えること。
複雑な状況で決断を下すときは、大局観が無駄な読みを省略できて、
正確性が高まり、思考が早くなる効果があります。
②繰り返しの大切さ
1つ1つの積み重ねにこそ、大きな真理があるのではないか。
③挑戦する勇気
リスクを取らないのが最大のリスクになります。
羽生永世七冠の今があるのは、過去の負けた経験から
自分と向き合うことで気が付いた境地なのかもしれません。
挑戦を続けた羽生永世七冠だからこそ、とても重みのある言葉ばかりでした。
これは将棋の世界に限ったことではなく、
ビジネスの世界でも重要なヒントを与えてくれていると感じます。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」といいます。
負け方が重要であり、負けは変化のきっかけになるのではないでしょうか。
常に新しいものに挑戦することで、失敗することも多くなりますが、
負けや失敗した要因を客観的に分析することで、改善を進めてることができます。
これからも自分をより深く内観して、自分をバージョンアップさせていきたいです。
出所 羽生善治著(2011)『大局観』角川書店
・・・今、ある研修プログラムを考えていたところです。この言葉、まさにその通り。大局観の本、さっそく、購入します。