皆さま こんにちは。
稼プロ18期の舌歯 昌洋です。
稼プロブログの5回目になります。
今回はトヨタのSORAについての話題です。
SORA?
このキーワードだけで内容がわかる方はかなりの事情通ですが、念の為説明しますと、トヨタ自動車が販売する量販型燃料電池バスの商品名がSORAになります。
SORAの由来は、地球の水の循環を表しており、Sky、Ocean、River、Airの頭文字をつなげたものだそうです。
燃料電池自動車?
通常のガソリン車は、エンジン内部でガソリンを燃焼させますので、排気ガスが出ます。そのため大気汚染の原因となることは否定できません。一方、燃料電池自動車(乗用車、バスなど含む)は、水素を燃料として積み込み、それを空気中の酸素と反応させて電気を取り出し、モーターを動かして走ります。このときの燃料電池自動車からの排出物は「水」だけです。走行時には水しかでませんので、環境に優しい側面があります。ただし、燃料水素の製造に二酸化炭素の発生する方法もありますので、二酸化炭素排出が必ずしもトータルゼロである訳ではありません。
電気自動車との違い
電気自動車は電池に電力を蓄えて、モーターを動かします。各家庭のコンセントからでも充電の余地があります。一方の燃料電池自動車では水素を燃料とします。特殊な燃料であるため、ガソリンスタンドに相当する水素ステーションで給「水素」する必要があります。ガソリンスタンドと比較すると、水素ステーションは数が限られていて、燃料の補給に難があります。しかし、燃料を補給するのに必要な時間が燃料電池自動車は短時間で済みます。
SORAに乗れます
2018年10月現在、東京都の都営バス都05-2系統(東京駅丸の内南口と東京ビックサイトを結ぶ路線)で5両の燃料電池バスが走っています。210円でこの最新式の乗り物を体験できます!
乗ってきました!
百聞は一見にしかずと言います。まずは乗車してきました。2つのものがないことに気が付きました。
振動と騒音です。
エンジンがありませんので、あのブルブルふるえるような振動がありません。またギアチェンジもないため、変速時の揺れもありませんでした。また、エンジンがないため、「ブロロロロ・・・」といった重低音もありません。静かに、スーッと加速・減速します。
乗り心地は大変良いです。
SORAの今後
東京都はオリンピックの2020年までに100両以上の普及を目指しているそうです。そのほか、京浜急行バスでも2019年春に1両試験導入するそうです。ただ、前述の通り水素ステーションがネックになりますので、どこまで展開できるかはまだ分かりません。
ただ、現状の路線は東京駅からオリンピック選手村となる晴海方面を結んでいます。そのため、オリンピック開催時には多くの人に燃料電池バスを体験してもらうことができるだろうと思います。
燃料電池自動車事業の今後
トヨタ自動車は乗用車のMIRAIとバスのSORAを販売しています。しかし、一般向けにはまだ価格が高いため販売は容易ではないでしょう。HPによると、乗用車MIRAIは500万円程度となるようです(本体720万から税優遇・補助金等220万を控除)。
それでも私はこの技術や環境影響など考えるととてもワクワクします。水素ステーションの増設、車両の増産による低コスト化などによる燃料電池自動車が普及することを期待しています。
トヨタ頑張れ!
長文お読みいただきありがとうございました。
稼プロ18期の舌歯 昌洋です。
稼プロブログの5回目になります。
今回はトヨタのSORAについての話題です。
SORA?
このキーワードだけで内容がわかる方はかなりの事情通ですが、念の為説明しますと、トヨタ自動車が販売する量販型燃料電池バスの商品名がSORAになります。
SORAの由来は、地球の水の循環を表しており、Sky、Ocean、River、Airの頭文字をつなげたものだそうです。
燃料電池自動車?
通常のガソリン車は、エンジン内部でガソリンを燃焼させますので、排気ガスが出ます。そのため大気汚染の原因となることは否定できません。一方、燃料電池自動車(乗用車、バスなど含む)は、水素を燃料として積み込み、それを空気中の酸素と反応させて電気を取り出し、モーターを動かして走ります。このときの燃料電池自動車からの排出物は「水」だけです。走行時には水しかでませんので、環境に優しい側面があります。ただし、燃料水素の製造に二酸化炭素の発生する方法もありますので、二酸化炭素排出が必ずしもトータルゼロである訳ではありません。
電気自動車との違い
電気自動車は電池に電力を蓄えて、モーターを動かします。各家庭のコンセントからでも充電の余地があります。一方の燃料電池自動車では水素を燃料とします。特殊な燃料であるため、ガソリンスタンドに相当する水素ステーションで給「水素」する必要があります。ガソリンスタンドと比較すると、水素ステーションは数が限られていて、燃料の補給に難があります。しかし、燃料を補給するのに必要な時間が燃料電池自動車は短時間で済みます。
SORAに乗れます
2018年10月現在、東京都の都営バス都05-2系統(東京駅丸の内南口と東京ビックサイトを結ぶ路線)で5両の燃料電池バスが走っています。210円でこの最新式の乗り物を体験できます!
乗ってきました!
百聞は一見にしかずと言います。まずは乗車してきました。2つのものがないことに気が付きました。
振動と騒音です。
エンジンがありませんので、あのブルブルふるえるような振動がありません。またギアチェンジもないため、変速時の揺れもありませんでした。また、エンジンがないため、「ブロロロロ・・・」といった重低音もありません。静かに、スーッと加速・減速します。
乗り心地は大変良いです。
SORAの今後
東京都はオリンピックの2020年までに100両以上の普及を目指しているそうです。そのほか、京浜急行バスでも2019年春に1両試験導入するそうです。ただ、前述の通り水素ステーションがネックになりますので、どこまで展開できるかはまだ分かりません。
ただ、現状の路線は東京駅からオリンピック選手村となる晴海方面を結んでいます。そのため、オリンピック開催時には多くの人に燃料電池バスを体験してもらうことができるだろうと思います。
燃料電池自動車事業の今後
トヨタ自動車は乗用車のMIRAIとバスのSORAを販売しています。しかし、一般向けにはまだ価格が高いため販売は容易ではないでしょう。HPによると、乗用車MIRAIは500万円程度となるようです(本体720万から税優遇・補助金等220万を控除)。
それでも私はこの技術や環境影響など考えるととてもワクワクします。水素ステーションの増設、車両の増産による低コスト化などによる燃料電池自動車が普及することを期待しています。
トヨタ頑張れ!
長文お読みいただきありがとうございました。