東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

消費より投資を優先すること

2022-09-25 12:00:00 | 22期生のブログリレー

こんにちは、22期の川元です。

皆様「Ubersuggest」というソフトをご存知でしょうか?

デジタルマーケティング業界では有名なSEO対策用分析ソフトです。

 

私はお金をケチって無料版のUbersuggestをずっと使っていたのですが、かつての上司から言われた表題の言葉を思い出し、大好きな鰻を何回か我慢する覚悟と共に3万円程で有料版を購入してみました。

 

結果的にはこの有料版の購入は、本当に良い買い物でした。

 

特に競合他社のWEBサイトと自分のサイトの差分解析(例えば競合がSEO対策している検索キーワードに対して、自社がSEO対策できていないもののリストアップ)など、今までかなり時間をかけていた調査作業が瞬時に済むようになり、大幅に業務効率化が進みました。

 

まだ完璧には使いこなせていませんが、それでも今年一番良い設備投資だったなと感じています。

 

自分でWEBサイトの運用している診断士の方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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不動産の広告などに関する、規約や規則の改正・施行

2022-09-24 12:00:00 | 22期生のブログリレー

こんにちは。事務局の佐々木桃太郎です。

 

つい先日「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」と「表示規約施行規則」が改正され2022年9月1日に施行されました。

中小企業診断士が不動産に関するアドバイスをする機会は少ないかもしれませんし、ご興味のない方は文末の「最近の失敗談」で気を紛らわせていただければと思います。(失敗談も興味ないかもしれませんが。。。)

改正点の中から一部を抜粋して記載します。
(参考:不動産公正取引競技連合会(https://www.rftc.jp/koseikyosokiyaku/))

 

◆規制強化
例えば分譲マンションを販売する場合に、今までは、駅や目的地までの徒歩の移動時間の記載に関して、最も近い部屋からの時間を記載できたのですが、今後は、最も近い部屋だけでなく、最も遠い部屋からの距離も記載が必要になったようです。また、電車での移動時間に関しては、おおむねの乗り換え時間や待ち時間を含めた時間を記載することが必要になりました。

◆規制緩和
物件の名称に関して、物件から直線で300m以内にあれば使用可能な名称が、公園・庭園・旧跡などだけでなく、海(海岸)、湖沼、河川の岸・堤防が追加されました。また、街道の名称もこれまでは物件が面していないと使用できなかったのですが、街道から直線 で50m以内の物件は、街道の名称がしようできるようになったそうです。オーナーチェンジ時などに建物の名称が変わることがおこりそうですよね。

 


●最近の失敗談
最近はスーパーだけでなくコンビニでも、弁当やサンドイッチなどの「△△円引き」や「××%引き」のような割引を目にすることが多くなりましたよね。
私は根が貧乏性なもので、割引されている物を中心に購入しがちなのですが、セルフレジでは割引が反映されないことを知らずに、セルフレジで購入してしまいました。。。
しかも、1回だけでなく、3回も(割り引かれないことを知った後です)。。。

皆さまもご注意ください。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

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メモの取り方

2022-09-23 12:00:00 | 22期生のブログリレー


皆さん、こんにちは!
22期生の稲吉勝範です

本日は「メモ」についてです。
皆さんはメモを取る時、何を使っていますか?

・紙とペン?
・パソコン?

私は、「紙とペン派」です。以前はパソコンでメモを取っていましたが、
最近は意識的に、紙とペンです。その理由は脳です。

実は、パソコンを使ってメモをとると脳があまり鍛えられないようです。
脳は一定のストレスが何度もかかると鍛えられます。
紙とペンでメモを取ると、一定のストレスが脳にかかります。
体と一緒ですね。重いものを何度も持ち上げると筋力がアップしますよね。

どのようなストレスがかかるか説明します。

■まず、「紙とペン」についてです。
人の話を聞いて、紙にメモをするには4つのステップがあります。

ステップ1:話を聞く
ステップ2:話の内容を理解する
ステップ3:話の内容を短い文章にまとめる
ステップ4:短い文章を紙に書く

「ステップ2」で「論点を整理する思考」を働かせ
「ステップ3」で「本質も見抜く思考」を働かせることで、脳にストレスがかかります。


■一方、パソコンを使うと、どうなるでしょうか。

ステップ1:話を聞く
ステップ2:話の内容をそのまま打ち込む

の2ステップです。

これは、しゃべるスピードとパソコンに打ち込む時間が近いからです。
「ステップ1」⇒「ステップ2」が非常に短時間なので、思考を働かせている時間がありません。
つまり、脳にストレスがかかりません。


パソコンを使うと、コピペや転送しやすい等の様々なメリットがありますが、
思考脳を鍛えたい方、「紙とペン」でメモをとることをお勧めします。


以上です。

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Quiet Quitting

2022-09-22 12:00:00 | 22期生のブログリレー
 事務局の佐々木(晋)です。こんにちは。Quiet Quittingという言葉をご存知でしょうか?直訳すると”静かな退職”という意味で、会社でエンゲージメントが低く必要最低限の仕事しかしない人々を指すようです。米国ではGallup社が「会社で働く人の半分がQuiet Quitter」と発表するなど、メディアでこの言葉が頻繁に取り上げられています。つい先日、日本のニュース番組でも国内での事例が紹介されていました。20代の8割が会社での出世を望まず、責任や仕事量が増えるのを避け、定時で帰宅する若者が増えていると。
 
 Gallup社はQuiet Quitterが増えている原因を、”上司と部下の関係の悪化”と指摘しています。やはりコロナ禍のリモートワークが悪化を加速させたようです。だからと言って出社に戻すことは解決策になりません。米国での調査によると出社を強制した場合、2/3の人が転職を検討すると答えたそうです。どうしたら良いのでしょうか?
 Gallup社は管理職と部下の関係を悪化させる要因として以下の4点を挙げています。
・上司からの期待が明瞭でない
・会社のミッションやパーパスと繋がりを感じられない
・一生懸命働いていることが認識されていない
・キャリア開発のサポートが足りない
 私も管理職の一人として耳が痛いです。上記4点が大事なことであると認識していますが、忙しい日常のなかで十分にケアできてるとは言い切れません。部下のエンゲージメントを上げるためにもっと意識しようと思いました。
 
 その一方で、原因は上司と部下の関係悪化だけではなく、若い世代の仕事に関する価値観の違いもあるのではないかと思っています。我々の世代でも若い時に、”上司や先輩のように仕事だけの人生にしたくない”と思う人はたくさんいました。でも今はその根拠が当時よりもシリアスである点に違いを感じます。格差や気候変動問題など、競争による成長の追求の見直し気運が高まっていることも関連しているような。以前職場で稼プロ!のキャリアアンカーを実施したことがあるのですが、20〜30代前半のメンバーで出世を重視する”経営管理能力”をアンカーにした人はゼロで、”生活様式”と”奉仕・社会貢献”に分かれました。世代間の考えの違いというのは、時に対処が大変ですが非常に興味深くもあります。
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どこかで聞いた名前

2022-09-21 12:00:00 | 22期生のブログリレー

こんにちは。22期の浅野です。

 

先日新聞を見ていたらどこかで聞いた名前だなと思いながら写真をよくみてみると、どうもかつてのお客様に似ている。

 

8月23日の日経新聞で、TSMC熊本工場 運営会社社長 堀田祐一さんのインタビュー記事を発見しました。昔の同僚に確認したところ、ご本人からJASM(Japan Advanced Semiconductor Manufacturing)社長就任の話を伺ったとのこと。最後にお会いしたのは10年以上前のことなので、新聞の写真は同一人物か確証が持てませんでした。当時は私が営業担当していた半導体製品の供給先の部長さんでした。若いながら判断は大局的に行い、交渉では腹を割って話ができる頼りになる方でした。

 

ちなみに、JASMは台湾TSMCとソニーなどが出資する熊本工場の運営会社とのこと。熊本工場は日本政府が補助金を出すことが話題になっている例の工場です。これまで半導体関連のニュースに注意を払っていましたが、JASMという名前はこの記事で初めて知りました。

 

ここから、日本に本格的なファウンドリー工場ができることに対する期待などを書きます。

 

日本の半導体最盛期の工場は純粋な半導体製造専業(ファウンドリー)ではなく電機・コンピュータのメーカーが自社のチップ製造をする工場でした。そのため他のメーカーが製造を委託するには機密情報の漏洩の懸念がありました。それに対してTSMCは当初から自分で製品を持たない半導体製造専業を宣言して、どのメーカーも安心して製造委託できるビジネスモデルを確立しました。JASMは純粋なファウンドリーであり、国内に先端テクノロジーの製造拠点ができるのは画期的だと思います。

 

新聞によると、熊本工場は先端といっても微細化技術が3nm(ナノメータ)などの最先端ではなく、22〜28nmから12〜14nm程度の先端テクノロジーです。半導体は装置産業なので、装置でどこまで微細化できるかが決まってしまいます。かつて自分が在籍していた会社では銅配線の工程に使う装置への投資が行えず、180nmより先端へは行けませんでした。10nmより先端テクノロジーはEUVという数百億円の露光装置が必要で、もろもろの装置や設備を含めると投資額は数千億となり参入障壁が格段に高くなります。同時に、たくさん製造しないと経験曲線が上がりませんから歩留まりを上げるための生産量の確保が極めて重要で、それも参入障壁になります。

日本で先端テクノロジーの工場を持てなくなったのは、機密情報漏洩の懸念があり受託製造ビジネスがうまく行かず、大量生産するものを確保できなかったからです。昨今はTSMCのビジネスモデルが普及したのと先端の製造工場が限られるという事情があり、自社製品を持っているサムソンでもファウンドリービジネスを獲得できる時代となっています。

 

九州には半導体製造事業所が多く、その中には本格的なプロセッサ(PCやスマホの頭脳)の量産経験がある工場があります。その他にも製造装置メーカーや材料メーカーが集積しており、技術課題が生じても産業クラスターの知見を活用して早期に解決ができるのではないかと思います。

 

JASMの社長が堀田さんと知りさらなる関心と期待が湧きました。数年後には日本の半導体サプライチェーンの救世主になってくれることを願っています。

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