あれは私が5~6歳のころでした。
島根県の母の姉が営んでいた料理屋へ泊りがけで行った時のことです。
「ずいぶん顔色が悪いね!これを飲んだら、元気になれるからね。」と
伯母が小さな盃を私に持たせました。
子供ながらに、ただならぬ気配を感じました!
周りにいた従妹や母を含めたおとな数人が私の周りに集まり
「さあ、目をつむって!ぐっと一気に飲んで~~!」
ちょっとなめたら上の白いものは水で溶かしたお砂糖でした。
でも、その下には何か得体のしれないものが…?!
生臭いうえに気味が悪くて…おまけに空腹時だったので気分も悪くなって
大人たちの応援も虚しく、私は飲み込んだとたん吐きました
食事時にはウナギのかば焼きが食卓に並べられました。
私は 「さっきのと同じ匂いがするから絶対に食べない~~」
母は「違うよ、大丈夫だから食べなさい!」
甘いかば焼きの匂いとは別の臭いを感じました。
私はお腹がすいていたのに一口も食べませんでした。
病弱で少食の私を気遣った伯母の、
『ウナギの肝の丸飲み作戦』は見事に失敗に終わりました。
でもあれが蒲焼きを食べたあとだったら飲めたかな~?!
それから、数十年もの長い間私はウナギが食べられませんでした。
今は少しくらいは食べます。
あまり好きではないので、7月30日の土用の丑の日を忘れていました。
25日に気付いたらスーパーでの予約は締め切られていました。
でも大丈夫です。ネットで注文して今日の午前中に届きました!
家族には食べさせなくては
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