今回はタイトルにカッコよく「考察」とつけましたが、「妄想」の方が正しいかもしれません。
まずは近況報告を。
アニメ「鬼滅の刃」の第1期は見ていたのですが、劇場版「無限列車編」の方は、私の加入している配信サービスで見られなかったのもあり、ずっと見ていませんでした。
しかし、劇場版を再編集したテレビ版が放映されていたので、先日まとめて見始めたところ、一気に見てしまいました。
煉獄杏寿郎役の日野聡さんは、「オーバーロード」の重厚な声の印象が強かったのですが、別人のように爽やかな青年の役をこなしていてすげぇなぁと思いました。
やっぱ少年漫画は面白いですなぁ
まだ見ていないのですが「遊郭編」も楽しみにしています。
〜〜〜
というわけで、映画「マトリックス レザレクションズ」が12月17日に公開されるということで、その前のお話となる「マトリックス」「〜リローデッド」「〜レボリューションズ」の3部作について、考察というか、妄想を書きつらねていこうと思います。
最初の「マトリックス」公開は1999年ですか。
もう20年以上前になるんですねぇ〜
当時大学生だった私はハマって映画館に2回ほど見に行ったような覚えがあります。
これから3部作のネタバレを含みますので、ネタバレを好まれない方は、ここでこのブログを閉じていただけますようお願いいたします。
また、見てないけどネタバレ気にしないという方も、登場人物など詳細な説明は省きますのでご了承ください。
TM&© Warner Bros. Entertainment Inc.
まずは、これから書く「妄想」を思いついた経緯から書いていこうと思います。
最近はあまり見なくなってしまったのですが、岡田斗司夫さんの動画をよく見ていた時期がありまして、その時に「ユーチューバーが消滅する未来」(PHP新書)を買って読みました。
内容としては、岡田さんがニコ生であれこれ予言というか、「未来予測」をしたものを本にまとめたものです。
時期的には2015年から2017年あたりに行われた生放送とのことです。
当たらずとは言えないし遠いかもしれないけど当たってる、というものが多く興味深いです。
例えば、「日本人ユーチューバーの市場も、これから2、3年でアイドルや芸人に荒らされることになるでしょう」ということを2017年12月31日のニコ生で言っていたようです。
実際、コロナ禍で仕事が激減したこともあるのでしょう、ここ1、2年ほど芸能人たちがこぞってYouTubeに参入してきたことは記憶に新しいところです。
が、現状は、視聴数が思ったより伸び悩んでいる芸能人は多く、草の根ユーチューバーが勢いを失ったかというと、そうでもないようですね。
この現状について(岡田さんもお気に入り?の)へライザー総統が、「別にユーチューバーが面白いというわけではなく、彼らはYouTubeのアルゴリズムを理解しているから」というようなことを言っていて、なるほどそうかもと思いました。
勝手に、やっぱネット民は陰キャが多いから芸能人とか苦手なのか?と思っていました(笑)
あとは、これはまだ現実にはなっていませんが、自動翻訳が進化していくと、日本のユーチューバーは世界のユーチューバーを相手に視聴数の奪い合いをするか、もしくは地元に特化したコンテンツで勝負していくことになるだろう、というようなことも言っていました。
確かに、TikTokなどの人気動画を眺めてみるに、言語に頼らずいかに面白いことができるか、というような動画か、もしくは高校生など若者たちの内輪ネタ的な動画、に大きく分けられるような気がします。
まぁ私はあまりTikTokに詳しくはないのですけど…
ちょっと前置きが長くなってしまいました。
そのような予測の中の一つに、「空飛ぶ車が僕たちの家になる」というものがありました。
航空機メーカーのエアバスが「Pop.Up」というコンセプトカーを開発しているそうなのですが、これはイメージとしてはガンダムのコアファイターのように、人が乗るカプセルを付け替えることで、ドローンで空を飛んだり、地面を自動車として走ったりできる、というもののようです。
©創通・サンライズ
その後アウディなど他の会社も参加しているようですね。「Pop.Up Next」の紹介動画を貼っておきますので、ご参考にご覧ください。
自動運転ということもあり、そのまま寝られるし、もう家に帰って寝る必要は無いよね、というのが岡田さんの考えのようです。
動くネットカフェ、みたいな感じでしょうか。
さすがに狭いよね、とか、たまには友達と家飲みしたいよね、という人には、レンタル用のドッキングできるスペースを用意すればいいのではないか、ということです。
引用すると、
「今の僕らの生活は無駄だらけです。仕事や遊びに行っている間は誰もいないのに、その固定住居のためにお金を払っている。」(太字は原文ママ)
ということです。
私としては、人間は本能的に「家」というか「巣」に対する思い入れがあるような気がするので、そう簡単には割り切れないような気がします。
さすがはサイコパス、岡田さんらしい合理主義だと思います。
(別にディスりではなく、ご本人がご自分のことをサイコパス認定していらっしゃいますので…)
と言っても、個人的には両手を上げて賛成はできないものの、そのような考え自体は理解できますし、利点も理解できますので、面白いことを言うおじさんだなぁ、と思っていました。
そして、これって突き詰めると「マトリックス」の世界じゃね?と思ったのです。
ここ2年ほどのコロナ禍においてテレワークが急速に普及したことで、一定数の人たちは、家から出なくても仕事ができてしまう、という事実が発覚しました。
あ、インターネットってそんなに進んじゃってるの?と、まぁ考えれば以前から予想できたことなのですが、友達とオンライン飲み会をやったりして、体験として目の前に突きつけられると、個人的には衝撃と言っていいほどでした。
私はまだ不勉強なのですが、最近「メタバース」という言葉が注目を集めているようで、仮想空間がより発達し、仕事もその中で完結してしまえるようになれば、移動すら必要にならない日が来るかもしれない。
趣味についても、私のようにアニメとかゲームが趣味の人間は、例えば自宅のパソコンで映画を見ようが、仮想空間の映画館で見ようが、対して違いは無さそうです。
旅行やアウトドアが趣味という人も、仮想空間で近い体験ができるようになれば、それでいいや、という人もいるかもしれない。
「家」についても、例えばファイナルファンタジー14のようなMMOとか「あつ森」など、ゲーム上で「自宅」をカスタマイズして楽しむ人たちはいるわけで、それの延長上として楽しめる人もいるかもしれない。
すなわち、先ほどの「移動カプセル」も、人間が快適に生命を維持できる環境が用意できれば、もはや移動する必要もなく、一箇所にとどまり全てを仮想空間内で完結することができるかもしれない。
TM&© Warner Bros. Entertainment Inc.
というわけで、「マトリックス」の元型は、AIではなく人間が作ったのではないか?と思ったのです。
あくまでも空想のお話ですけどね。
ここでようやく映画「マトリックス」の話になりますが、モーフィアスが寝起きのネオにマトリックスについて説明したものをおさらいしてみます。
TM&© Warner Bros. Entertainment Inc.
①人間とAIの間で戦争が起こった
②コンピュータの電源を止めるため人間が主要発電源の太陽光を遮った
③AIは人間を発電源として利用するため、栽培し、支配するためマトリックスを生み出した
というものでした。
それを、人間がマトリックスの元型を作った、と仮定するとどうでしょうか。
ここからは妄想全開で行きますので、ご了承ください!
①に関しては、そもそもAIは反乱など起こしていない、と想像できます。
②についてはおおよそ、嘘は無くその通りだったのでしょう。
しかし、「人間」といっても「マトリックス反対派の人間」、なのではないでしょうか。
人類がマトリックスに繋がれて生活するのは、ある意味、合理的で安全だと言えるかもしれません。
が、一生物としてはやはり抵抗があるのも事実なので、それについて反対する人間が出てくるのも容易に想像ができます。
私も繋がれたいかというと、ちょっとやですねぇ。
なので、「ザイオン」は人類代表みたいな扱いになっていますが、「マトリックス反対派の、実力行使もいとわない過激派」だった、というのが実情だったのではないでしょうか。
© 2003 Village Roadshow Films (BVI) Limited. © 2003 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
AIが執拗にザイオンを攻撃するのも、人類に対する憎しみというよりは、マトリックスの正常運営を妨害するものを排除するため、と考えることができます。
さらに言うと、少し不思議なのが、人間が太陽光を遮ってから200年ほど経っているようですが、まだ地球は暗闇に包まれているようです。
地球には自浄作用があると思うので、もう少し改善されていてもいいような気がするのです。
と言うことは、継続的に太陽光を奪う仕組みがはたらいているのではないか?と想像できます。
するってーと、ザイオンのこの装置がぷんぷん匂いますなぁ
© 2003 Village Roadshow Films (BVI) Limited. © 2003 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
センチネルが執拗にザイオンを狙うのもこれか?と思ってしまいます(笑)
③については、捉え方の違いなのではないか、と想像できます。
マトリックスを人間が作り出したとして、最初から全てをAIに丸投げ、ということは少し考えにくいです。
おそらく、最初は宿直当番というか、一定期間マトリックスから離れてメンテナンスを行う人間がいたのではないでしょうか。
しかし、ザイオンの攻撃を受けたためか、メンテナンスを行う人間がいなくなり、AIだけで運営せざるを得なくなったと思われます。
AIには感情がなく超合理主義ですから、
電源がなくなっちゃったけど、このままオレたちAIが止まると人間たちも死んじゃうなぁ、あ、どうせエネルギーは余ってるから人間を電池にしようぜ!
死体もどうせなら溶かして栄養にすれば無駄がないじゃん!
という感じで運営状況が出来上がったのではないかと想像できます。
アーキテクトが今のマトリックスになるまでに試行錯誤を繰り返した、と発言していますが、マトリックス設立のごく初期にAIだけで運営をしなければならない状況になった、ということにしておきましょう。
© 2003 Village Roadshow Films (BVI) Limited. © 2003 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
このように、マトリックスの元型を人間の方が作ったと考えると、AIのやつら、マトリックスを維持するためにめっちゃ頑張ってるやん!といじらしくなってきますね。
ね?
ちょっと話はそれますが、現在の現実でもいわゆる「ネトゲ廃人」と呼ばれる人たちがいるわけじゃないですか。
トイレに行く時間も惜しんで、ペットボトルとかバケツとかに排泄してまでもゲームにのめり込んでしまう人たち。
もし、「マトリックス」の元型が、「ソード・アート・オンライン」の進化版というか、食事や排泄を気にせず没頭できるフルダイブVRMMOだったとしたら。
ネオ以前にもいたという「救世主」という存在は、もしかしたら、職業や能力のガチャでスーパーレアを引き当てた人なのかもしれない。
想像はどんどん膨らみますが、これくらいにしておきますか(笑)
というわけで、私の妄想を書かせていただきました。
どちらかというと二次創作のネタみたいな感じになってしまいました(苦笑)
20年も経つと価値観もだいぶ変化しますねぇ。
公開当初は、「人間を仮想空間で生かすなんてAIけしからん!」と思っていましたが、最近では人間の方がマトリックスを開発し始めても驚きはしないような世の中になってきたと思います。
といっても、私が生きているうちに技術的に実現できるのかどうかは分かりませんが…
さて「マトリックス レザレクションズ」、どんな話になるのでしょうね!
予告編は見てみましたが、私の妄想は妄想のまま終わりそうです(笑)
楽しみではあるのですが、おそらく映画館には行かないと思います…
とういうのも、最近映画館で途中にスマホを見始める人がいるらしいからです。
多分、もし遭遇してしまったらイライラしてしまって、ひとこと言ってやろうか?いやそれも他のお客さんに迷惑になるか?いやそれは日和ってる言い訳なんじゃないか?とか色々なことを考え始めてしまって、おそらく映画に集中できなくなってしまうと思うんですよね。
というわけで、配信されるのをのんびり待つつもりでいます。
あ、もしかしたら一番前の列で見れば気にならないのか?
でも首と目が疲れそうだなぁ
次回はちょっと何を書くかまだ決めてません。
久しぶりに見た「大草原の小さな家」がめちゃくちゃ面白かったので、それについて書くかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
影響を受けた人の意見についてはその旨書いているつもりですが、自分の記憶もごっちゃになっちゃって、もしかしたら、さも自分で考えたかのように書いてしまっている箇所もあるかもしれませんので、その時はごめんなさい。
タイトル画像:
TM&© Warner Bros. Entertainment Inc.
まずは近況報告を。
アニメ「鬼滅の刃」の第1期は見ていたのですが、劇場版「無限列車編」の方は、私の加入している配信サービスで見られなかったのもあり、ずっと見ていませんでした。
しかし、劇場版を再編集したテレビ版が放映されていたので、先日まとめて見始めたところ、一気に見てしまいました。
煉獄杏寿郎役の日野聡さんは、「オーバーロード」の重厚な声の印象が強かったのですが、別人のように爽やかな青年の役をこなしていてすげぇなぁと思いました。
やっぱ少年漫画は面白いですなぁ
まだ見ていないのですが「遊郭編」も楽しみにしています。
〜〜〜
というわけで、映画「マトリックス レザレクションズ」が12月17日に公開されるということで、その前のお話となる「マトリックス」「〜リローデッド」「〜レボリューションズ」の3部作について、考察というか、妄想を書きつらねていこうと思います。
最初の「マトリックス」公開は1999年ですか。
もう20年以上前になるんですねぇ〜
当時大学生だった私はハマって映画館に2回ほど見に行ったような覚えがあります。
これから3部作のネタバレを含みますので、ネタバレを好まれない方は、ここでこのブログを閉じていただけますようお願いいたします。
また、見てないけどネタバレ気にしないという方も、登場人物など詳細な説明は省きますのでご了承ください。
TM&© Warner Bros. Entertainment Inc.
まずは、これから書く「妄想」を思いついた経緯から書いていこうと思います。
最近はあまり見なくなってしまったのですが、岡田斗司夫さんの動画をよく見ていた時期がありまして、その時に「ユーチューバーが消滅する未来」(PHP新書)を買って読みました。
内容としては、岡田さんがニコ生であれこれ予言というか、「未来予測」をしたものを本にまとめたものです。
時期的には2015年から2017年あたりに行われた生放送とのことです。
当たらずとは言えないし遠いかもしれないけど当たってる、というものが多く興味深いです。
例えば、「日本人ユーチューバーの市場も、これから2、3年でアイドルや芸人に荒らされることになるでしょう」ということを2017年12月31日のニコ生で言っていたようです。
実際、コロナ禍で仕事が激減したこともあるのでしょう、ここ1、2年ほど芸能人たちがこぞってYouTubeに参入してきたことは記憶に新しいところです。
が、現状は、視聴数が思ったより伸び悩んでいる芸能人は多く、草の根ユーチューバーが勢いを失ったかというと、そうでもないようですね。
この現状について(岡田さんもお気に入り?の)へライザー総統が、「別にユーチューバーが面白いというわけではなく、彼らはYouTubeのアルゴリズムを理解しているから」というようなことを言っていて、なるほどそうかもと思いました。
勝手に、やっぱネット民は陰キャが多いから芸能人とか苦手なのか?と思っていました(笑)
あとは、これはまだ現実にはなっていませんが、自動翻訳が進化していくと、日本のユーチューバーは世界のユーチューバーを相手に視聴数の奪い合いをするか、もしくは地元に特化したコンテンツで勝負していくことになるだろう、というようなことも言っていました。
確かに、TikTokなどの人気動画を眺めてみるに、言語に頼らずいかに面白いことができるか、というような動画か、もしくは高校生など若者たちの内輪ネタ的な動画、に大きく分けられるような気がします。
まぁ私はあまりTikTokに詳しくはないのですけど…
ちょっと前置きが長くなってしまいました。
そのような予測の中の一つに、「空飛ぶ車が僕たちの家になる」というものがありました。
航空機メーカーのエアバスが「Pop.Up」というコンセプトカーを開発しているそうなのですが、これはイメージとしてはガンダムのコアファイターのように、人が乗るカプセルを付け替えることで、ドローンで空を飛んだり、地面を自動車として走ったりできる、というもののようです。
©創通・サンライズ
その後アウディなど他の会社も参加しているようですね。「Pop.Up Next」の紹介動画を貼っておきますので、ご参考にご覧ください。
自動運転ということもあり、そのまま寝られるし、もう家に帰って寝る必要は無いよね、というのが岡田さんの考えのようです。
動くネットカフェ、みたいな感じでしょうか。
さすがに狭いよね、とか、たまには友達と家飲みしたいよね、という人には、レンタル用のドッキングできるスペースを用意すればいいのではないか、ということです。
引用すると、
「今の僕らの生活は無駄だらけです。仕事や遊びに行っている間は誰もいないのに、その固定住居のためにお金を払っている。」(太字は原文ママ)
ということです。
私としては、人間は本能的に「家」というか「巣」に対する思い入れがあるような気がするので、そう簡単には割り切れないような気がします。
さすがはサイコパス、岡田さんらしい合理主義だと思います。
(別にディスりではなく、ご本人がご自分のことをサイコパス認定していらっしゃいますので…)
と言っても、個人的には両手を上げて賛成はできないものの、そのような考え自体は理解できますし、利点も理解できますので、面白いことを言うおじさんだなぁ、と思っていました。
そして、これって突き詰めると「マトリックス」の世界じゃね?と思ったのです。
ここ2年ほどのコロナ禍においてテレワークが急速に普及したことで、一定数の人たちは、家から出なくても仕事ができてしまう、という事実が発覚しました。
あ、インターネットってそんなに進んじゃってるの?と、まぁ考えれば以前から予想できたことなのですが、友達とオンライン飲み会をやったりして、体験として目の前に突きつけられると、個人的には衝撃と言っていいほどでした。
私はまだ不勉強なのですが、最近「メタバース」という言葉が注目を集めているようで、仮想空間がより発達し、仕事もその中で完結してしまえるようになれば、移動すら必要にならない日が来るかもしれない。
趣味についても、私のようにアニメとかゲームが趣味の人間は、例えば自宅のパソコンで映画を見ようが、仮想空間の映画館で見ようが、対して違いは無さそうです。
旅行やアウトドアが趣味という人も、仮想空間で近い体験ができるようになれば、それでいいや、という人もいるかもしれない。
「家」についても、例えばファイナルファンタジー14のようなMMOとか「あつ森」など、ゲーム上で「自宅」をカスタマイズして楽しむ人たちはいるわけで、それの延長上として楽しめる人もいるかもしれない。
すなわち、先ほどの「移動カプセル」も、人間が快適に生命を維持できる環境が用意できれば、もはや移動する必要もなく、一箇所にとどまり全てを仮想空間内で完結することができるかもしれない。
TM&© Warner Bros. Entertainment Inc.
というわけで、「マトリックス」の元型は、AIではなく人間が作ったのではないか?と思ったのです。
あくまでも空想のお話ですけどね。
ここでようやく映画「マトリックス」の話になりますが、モーフィアスが寝起きのネオにマトリックスについて説明したものをおさらいしてみます。
TM&© Warner Bros. Entertainment Inc.
①人間とAIの間で戦争が起こった
②コンピュータの電源を止めるため人間が主要発電源の太陽光を遮った
③AIは人間を発電源として利用するため、栽培し、支配するためマトリックスを生み出した
というものでした。
それを、人間がマトリックスの元型を作った、と仮定するとどうでしょうか。
ここからは妄想全開で行きますので、ご了承ください!
①に関しては、そもそもAIは反乱など起こしていない、と想像できます。
②についてはおおよそ、嘘は無くその通りだったのでしょう。
しかし、「人間」といっても「マトリックス反対派の人間」、なのではないでしょうか。
人類がマトリックスに繋がれて生活するのは、ある意味、合理的で安全だと言えるかもしれません。
が、一生物としてはやはり抵抗があるのも事実なので、それについて反対する人間が出てくるのも容易に想像ができます。
私も繋がれたいかというと、ちょっとやですねぇ。
なので、「ザイオン」は人類代表みたいな扱いになっていますが、「マトリックス反対派の、実力行使もいとわない過激派」だった、というのが実情だったのではないでしょうか。
© 2003 Village Roadshow Films (BVI) Limited. © 2003 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
AIが執拗にザイオンを攻撃するのも、人類に対する憎しみというよりは、マトリックスの正常運営を妨害するものを排除するため、と考えることができます。
さらに言うと、少し不思議なのが、人間が太陽光を遮ってから200年ほど経っているようですが、まだ地球は暗闇に包まれているようです。
地球には自浄作用があると思うので、もう少し改善されていてもいいような気がするのです。
と言うことは、継続的に太陽光を奪う仕組みがはたらいているのではないか?と想像できます。
するってーと、ザイオンのこの装置がぷんぷん匂いますなぁ
© 2003 Village Roadshow Films (BVI) Limited. © 2003 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
センチネルが執拗にザイオンを狙うのもこれか?と思ってしまいます(笑)
③については、捉え方の違いなのではないか、と想像できます。
マトリックスを人間が作り出したとして、最初から全てをAIに丸投げ、ということは少し考えにくいです。
おそらく、最初は宿直当番というか、一定期間マトリックスから離れてメンテナンスを行う人間がいたのではないでしょうか。
しかし、ザイオンの攻撃を受けたためか、メンテナンスを行う人間がいなくなり、AIだけで運営せざるを得なくなったと思われます。
AIには感情がなく超合理主義ですから、
電源がなくなっちゃったけど、このままオレたちAIが止まると人間たちも死んじゃうなぁ、あ、どうせエネルギーは余ってるから人間を電池にしようぜ!
死体もどうせなら溶かして栄養にすれば無駄がないじゃん!
という感じで運営状況が出来上がったのではないかと想像できます。
アーキテクトが今のマトリックスになるまでに試行錯誤を繰り返した、と発言していますが、マトリックス設立のごく初期にAIだけで運営をしなければならない状況になった、ということにしておきましょう。
© 2003 Village Roadshow Films (BVI) Limited. © 2003 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
このように、マトリックスの元型を人間の方が作ったと考えると、AIのやつら、マトリックスを維持するためにめっちゃ頑張ってるやん!といじらしくなってきますね。
ね?
ちょっと話はそれますが、現在の現実でもいわゆる「ネトゲ廃人」と呼ばれる人たちがいるわけじゃないですか。
トイレに行く時間も惜しんで、ペットボトルとかバケツとかに排泄してまでもゲームにのめり込んでしまう人たち。
もし、「マトリックス」の元型が、「ソード・アート・オンライン」の進化版というか、食事や排泄を気にせず没頭できるフルダイブVRMMOだったとしたら。
ネオ以前にもいたという「救世主」という存在は、もしかしたら、職業や能力のガチャでスーパーレアを引き当てた人なのかもしれない。
想像はどんどん膨らみますが、これくらいにしておきますか(笑)
というわけで、私の妄想を書かせていただきました。
どちらかというと二次創作のネタみたいな感じになってしまいました(苦笑)
20年も経つと価値観もだいぶ変化しますねぇ。
公開当初は、「人間を仮想空間で生かすなんてAIけしからん!」と思っていましたが、最近では人間の方がマトリックスを開発し始めても驚きはしないような世の中になってきたと思います。
といっても、私が生きているうちに技術的に実現できるのかどうかは分かりませんが…
さて「マトリックス レザレクションズ」、どんな話になるのでしょうね!
予告編は見てみましたが、私の妄想は妄想のまま終わりそうです(笑)
楽しみではあるのですが、おそらく映画館には行かないと思います…
とういうのも、最近映画館で途中にスマホを見始める人がいるらしいからです。
多分、もし遭遇してしまったらイライラしてしまって、ひとこと言ってやろうか?いやそれも他のお客さんに迷惑になるか?いやそれは日和ってる言い訳なんじゃないか?とか色々なことを考え始めてしまって、おそらく映画に集中できなくなってしまうと思うんですよね。
というわけで、配信されるのをのんびり待つつもりでいます。
あ、もしかしたら一番前の列で見れば気にならないのか?
でも首と目が疲れそうだなぁ
次回はちょっと何を書くかまだ決めてません。
久しぶりに見た「大草原の小さな家」がめちゃくちゃ面白かったので、それについて書くかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
影響を受けた人の意見についてはその旨書いているつもりですが、自分の記憶もごっちゃになっちゃって、もしかしたら、さも自分で考えたかのように書いてしまっている箇所もあるかもしれませんので、その時はごめんなさい。
タイトル画像:
TM&© Warner Bros. Entertainment Inc.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます