尚美ミュージックカレッジ専門学校 ミュージックビジネス学科 春日組CDレビュー(チーム山)

春日組によるCDレビュー:隔月で発行している音楽フリーペーパー「レコメンダー」と連携しています。

『Love,too Death,too』ポルノグラフィティ

2013-09-02 01:36:45 | CDレビュー
タイトル:Love,too Death,too
アーティスト:ポルノグラフィティ
発売日:2008/10/8
規格品番:[初回生産限定盤]SECL-707~SECL-708
価格:\1,500(税込)

デビュー10周年イヤーの第1弾シングルであり、ベストアルバムのリードシングルとして発売された1枚。ギターの乾いた単音カッティングからうねるベースサウンド、ストリングスやブラスセッションといった多彩であり、かつゴージャスなサウンドから始まる。ラテン調を基調としながらも、滑らかなギターフレーズと縦横無尽に動き回るベースが切なくも踊るグルーヴを作り出している。ギターの新藤晴一による歌詞は文学的で哀愁があり、物事が終わることに対しての儚さと美しさを描いている。キャッチーでノリやすい曲が有名なポルノグラフィティだが、楽曲のサウンド構築に関してマニアックさがある曲も多く発表しており、この楽曲もそのような類である。(大泉山)