家の大掃除をしていたら
玄関のチャイムが鳴りました。
近くのカルチャーセンターの者です。
地域の奥様方の生活に
何か手助けができればと思い参りました、
と言います。
あらあら、お若くて素敵な奥様ですこと!
わたくし、“お顔の相”を勉強中なんですのよ。
奥様、相当ご先祖様を大切になさっていますね。
お顔を拝見すればわかります。
とても良い“相”が額に現れています。
と言います。
もちろん悪い気はせず
むしろ良い気になって
聞かれるままに
自分の身の上話や悩みまで
ペラペラ話してしまいました。
わたくし、手相も勉強中でして
ちょっと拝見して良いかしら?
まぁ!いま素晴らしい運気が巡ってきてますのよ!
こんな手相は珍しいわ!!
と言います。
しかし思えば
今日は休日、顔も洗わず
汗ダクでの掃除中。
起きてからカガミも見てないけど
わたし、どんな顔してたんだろう。
けっこう長時間にわたる
玄関先での立ち話。
ご先祖様がどうとか
どのように運気の波に乗れば良いとか
言いながら私の手を握ってはなしません。
そのうち、人生についてグラフを書いて説明したいから
あがって良いかしら?と言い出しました。
カルチャーセンターなんて言われたから
なんだか信用しちゃったけど
これは、ちょっと胡散臭いヤツに違いない。
しかし
手を握られてるから
玄関の扉を閉めることができず
ここは毅然と
「ありがとうございます!
自分の人生は占いやご先祖に頼らず
頑張っていこうと決めていますから!
だから大掃除だってしてるし、
もう大丈夫ですから!」と言い放ったのでした。
手を握られたまま
「いまを逃すともったいない」だの押し問答が続き
忙しいので、と断り続けて
ようやく手を離してくれたと思ったら
すかさず
ハンカチで手をふく
顔相及び手相勉強中のオバサン。
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