毎日絵日記【但し、飲酒日はこの限りではない】

オンちゃん逃亡その後

オンちゃんを確保して
カフェに戻るとケーコさんも
カフェのマイさんも
清々しいほどに全く心配していないのでした。

犬だったら帰ってくるでしょ?



そうかなぁ。

手綱を離したら
オンちゃんは喜んでどこかに行っちゃうと思っていました。
私はオンちゃんを信頼してないし
オンちゃんも私を信頼してないと思っていました。

でも

オンちゃんが後ろから来たということは
どこかで道草してたオンちゃんを私が追い越して

それに気付いて追いかけてくれたのかな。
オンちゃん、
私から逃げないで捕まえられに来てくれたのかな。



母は
信頼関係が大切だから
オンちゃんを信頼しなさい、と言います。

信頼して良いのかな。





オンちゃんを追いかけた私が
めっちゃ速かったそうですね、と
金曜の晩の出来事を伝え聞いた
カフェのバイト君がほめてくれて照れました。

が、
私は学年で1,2を争う運動音痴で
かけっこはいつもビリだったので



あの晩の私は人生最速だったのだと思います。

人生最速の晩に太ももを痛めたようだけど
この痛みはオンちゃんを信頼していなかった証です。

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