へぶつい (Heavenly Twins)

鬼ヅモ同好会ホームページ 支部

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん

2009-03-14 23:13:38 | コミック・ラノベ
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんについて。





 先日ようやく6巻まで読了した。
 電撃文庫らしからぬ作品ではあるが、やはり面白い。


 以下、2巻から6巻までの感想。
 思いっ切り、ネタバレを含む。






2巻 善意の指針は悪意


「まーちゃんはさ、僕の何処が好き?」
「みーくんなとこ!」
 赤面もせず、元気一杯なお返事。
 素晴らしい。 まーちゃんは完璧に正解してる。
 それなのにどうして、間違えてるんだろうね。

 二章ラストのこれが印象的だった。


 まさか一樹が真犯人とは。
 真相に気付いていながら、真犯人ではなく偽犯人を追い詰めるみーくんが面白い。


 一樹を庇って殺人犯になった度会さんは、ちょっと気の毒だったな。
 孫を庇うため、自分から濡れ衣を着たのに、こんな仕打ちを受けるとは。
 まぁ、目的を達成出来た度会さん自身は、これで本望かもしれないけど。




3巻 死の礎は生


 壊れた一宮さんが良かった。
 主人公の選択次第では、一宮さんが生き残る可能性もあったのに、運が悪い。


 名言はされていないが、にもうとはまーちゃんに殺されちゃった様だ。
 蜜柑を食べさせるシーンは微笑ましかったのに、残念。
 火事場泥棒した宗田の内蔵は、全部食べられたのだろうか?




4巻 絆の支柱は欲望


 みーくんと、女版みーくんである大江湯女の会話が面白い。


 まさか5巻に続くとは思わなかった。
 深夜なのに、4巻、5巻と続けて読んでしまい、次の日は寝不足に悩まされた。




5巻 欲望の主柱は絆


「伏見のあだ名に、ゆずゆずなんてどうかな」
「ゆ、ゆずゆず?」
「お前だけ、呼ぶなら、お、おけー」
「他の人は、ぜ、絶対、だめ」

 ゆずゆずはこの作品では数少ない清涼剤。


 菜種の話を聞いて、身内は一番後回しだって言ってた某消防士を思い出した。


 茜は、事件には何の関与もしていなかったか。
 逆さ言葉に重要な伏線が隠されているかと思ったが、別にそんな事はなかったぜ。




6巻 嘘の価値は真実


 今更だけど、露骨にパロディ多いよね。
 でも、まさか後書きで、山王工業だの、ディオだの、ディアボロだのと書くとは思わなかった。


 一樹の話を補完してくれたのは良かった。
 せっかく何事もなく済んだのに、一樹も色々トラウマ抱えちゃってるなぁ。
 みーくんは殺人経験の有無で人を差別したりはしないと思うけどね。


 みーくんの携帯って壊されちゃったんだっけ。
 そうとは知らずに、何度も繋がらない電話を掛けている杏子が不憫だ。


 最終巻かとも思ったが、4月に7巻が出るらしい。
 死んだのは、みーくんだろうか、まーちゃんだろうか、それとも別人?



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (katsu666)
2009-03-15 12:27:41
コメントありがとうございます。

確かに海老原のラストは疑問が残りますね。
そもそも6巻に彼女のエピソードが必要なのかも疑問ですし。

死んだのが海老原だとすると、体育館からの流れ弾以外にも、
病気による体調不良を恋煩いと勘違いしていたという可能性も考えられますか。

いずれにしても、真相は7巻で明らかになるでしょうから、楽しみに待つ事にします。
返信する
始めましてー (あるはす)
2009-03-14 23:37:55
はじめまして、いつもブログ拝見させてもらってます。
自分も嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんは好きで全巻持っていますw

6巻の最後で誰が死んだか・・・というのは自分の見解ですが海老原(体育教師が好きな女子)だと思っています。
二人の内一人が死んだ、ではなくあの日にひとり死んだ、だったのと6巻での海老原の話のラストが不可解な感じだったので恐らく犯人がみーくんに乱射したライフルの流れ弾が体育館から理科室まで飛んで海老原に当たった・・・と考えています。(無理やりですねw)

まぁ全て自分の予想ですので。

これからもブログ応援しています。
返信する

コメントを投稿