11月7日(日)、第28回昭和音楽大学コンチェルト定期演奏会を
聴く(15時開演。於昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ)。
自宅からバスで30分ほどと、至近の演奏会だ。
今年は、昭和音大4年生のソリストが9名。この日は、第2日の5名
が登場する。
客席は、大学4年生がソリストとして出演することもあり、上々
の入り。友人の応援も多いようだ。
係員が「場内でのご歓談はご遠慮ください」の案内を持って、巡
回する。
<プログラム>
1.A.ヨルゲンセン トロンボーンと管弦楽のための組曲 op.22
--工藤弦汰(ソリスト:以下同じ)--
2.S.プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 op.26
--近藤大夢--
--休憩--
3.R.シューマン ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
--髙橋優月--
4.R.シュトラウス ホルン協奏曲第1番 変ホ長調 op.11
--恵比寿雪乃--
5.石井麻貴 マリンバ協奏曲 M-2000
--小嶋義貴--
指揮:伊藤翔
管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
コンサートマスター:溝邉奈菜
以下、いつもながら、まことにつたない寸評を少々・・・・・・
1.A.ヨルゲンセン トロンボーンと管弦楽のための組曲 op.22
オケの弦楽5部は10型(10-8-5-6-4)。
ソリストの工藤さんはいかにも若々しい。トロンボーンの音色が
穏やかで印象的だ。曲は映画音楽のようで、親しみやすい。
伊藤さんは、きっちりした拍の指揮。オケのメンバーは女性が多
く、男性は数人だ。オケはトレーニングよろしく日々これ進化。
2.S.プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 op.26
近藤さんは長髪を後ろで束ねる。急ー緩ー急の3楽章。ジャズ風の
音楽も出現する興味深い音楽。近藤さんは力強く、さすがに上手
い!第3楽章は、近藤さんも、その世界に入り、熱を帯びた演奏
だった。
3.R.シューマン ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
髙橋さんは乳白色のドレスで登場。シューマンらしい「繊細さ」
あふれる曲を、真摯に、フレッシュに、一心不乱に演奏。
4.R.シュトラウス ホルン協奏曲第1番 変ホ長調 op.11
op.11という若き日の作品。明るい変ホ長調、モーツァルト的で
いい曲だ。恵比寿さんは難しいホルンをしっかり安定した「音」
を奏でた。
5.石井麻貴 マリンバ協奏曲 M-2000
「現代曲」の範疇かしらん。小嶋さんは長身。過去に一度も聴い
たことがない音楽だ。バチを持ちかえるたびに、さまざまな音色
(ねいろ)が現れる。暗譜で、2本~5本のバチを巧みにあやつり、
私からすれば、まさに超絶技巧。楽譜はどうなっているのか?カ
ラオケで練習するのか?--小嶋さんに訊きたくなった。
最後は、オケとともに激しい音楽。ffでfineとなった。
カーテンコールでは、改めて5人が登場。客席から惜しみない拍手
が送られていた。
各演奏が終わるたびに、指揮の伊藤さんとオーケストラが、ソリ
ストの演奏を讃え、聴衆とともに拍手。「若さ」あふれる、まこ
とに気持ちのいい演奏会だった。
13:55
13:57
13:59
14:16
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14:34
14:38
14:38
14:39
14:40
15:51 休憩中
15:52
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15:56
15:59
15:59
17:29
17:31
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17:41
18:15 大場町着
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11/7 13:21 中央大学シード権復活!
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