今日は、アザレア(西洋ツツジ)の大株の開花写真です。
満開にはもう一歩のところですが、すでに十分華やかです。
このアザレアは、20年くらい前に小さな鉢植えで買ったものです。
最初は、冬には室内に入れて育てていましたが、そのうち普通のツツジと同じように野外で
冬越しできることが分かりました。
冬場に室内に入れていた時は、もっと早く咲き始めたように思います。戸外に出してからは
ほぼツツジと同じ時期に咲いています。
花が豪華なので、挿し木で増やした小株を玄関のアプローチに数本地植えにしています。
アザレアは、19世紀末に日本や中国の常緑性ツツジがヨーロッパに渡り、イギリスやベルギー
で室内鑑賞用鉢物として品種改良が進められたものだそうです。
それが明治時代末に日本に輸入され、今では「アザレア」という名で冬の室内鑑賞用に広く普及
しています。
元々は日本のツツジ主体で生み出されたものですから、戸外で育てれば5月に咲くようになるの
は当たり前ですね。
アザレアの新品種は交配だけでなく、「枝変わり」によってもたくさんできているそうです。
「枝変わり」とは、一枝が突然変異によって異なる形質を持つようになることで、その枝を切り取っ
て挿し木し増殖すれば新品種ができるのです。
我が家のアザレアにも「枝変わり」がけっこう起きています。よく観察すれば新品種が発見できる
かもしれません。楽しみ!
※この内容は、NHK趣味の園芸2007年12月号のアザレア特集記事を参考にしています。
アザレアは、色や模様が多彩で綺麗ですね。
挿し木で増えるのは、「西洋つつじ(我が家ではこう呼んでいます)」とはいえ、この種の特長ですね、
それでもここまで枯らさず大きくするのは
大変だったろうと思います。
挿し木が簡単なので、私もけっこう小株を育てて知り合いにあげています。
花がなにせ豪華なので喜んでもらっています。
本によるとまっすぐな枝を選んで挿し木し、スタンダード仕立てにすることもできるとか。是非挑戦したいと思います。