紅葉の「仙仁温泉 岩の湯」はすべてが美しい

さて、毎回のワンパターンになるが、小生お気に入りのお宿の中でも「仙仁温泉　岩の湯」は別格である。

　

　毎年おじゃまする、「お気に入りのお宿」は温泉はもちろん、おもてなしや食事等に隙がないのがポイントだが、その中でもあらゆるところで至れり尽くせりなのだ。

　初めてこちらにお邪魔したのは2010年のこのとき。予約したのは2009年のことだった。あまりに取れないので、やけ気味にいつなら取れるんですかと聞いたところ、2010年の8月ならと・・・

　　

　以来、翌年の予約をして帰るというパターンで今回で通算16回となったのだが、スタッフ全体に浸透しているおもてなしのマインドはまったく変わっていない。

　今回も車を駐車場に入れると、見知った顔のスタッフがお迎えに出てきてくれた。ドアを開けると先方から「桂さま、いつもありがとうございます。」と・・・

　

 

　8月に来たので顔を覚えてくれていた様子。こんな人気のお宿であるにもかかわらず、こういうちょっとした気遣いが嬉しい。

　お宿までのアプローチに新設の門も発見できた。さらに紅葉が抜群にきれいだ。たまたまだが、いい季節に来れたなあと。

 

　お部屋の方も、いつもながら快適で設備なども文句なし・・・で、今回気が付いたのがトップ写真のこれ。

　お部屋のバルコニーなのだが・・・この部屋は一階ではない。ということは、この木は下から生えているのを活かしているということ・・・なんて贅沢な。

　

　しかも、作りこみがしっかりしているので、あたかも地面にあるように・・・素敵だ。

　素敵といえば、食事もだ。細かなところで、以前よりコスト圧縮している? みたいなところも見えるが、コロナ対策として考えられているようでもある。もちろん、二食とも地産にこだわり、内容もボリュームも大満足だ。

　

　また個人的にお気に入りなのは、お風呂・食事に加えて館内の随所に設置されている休憩スペース。

　ハンモックや子供用の木馬、さらに玩具など子供にとっても楽しいものがちりばめられている。もちろん、大人にとっても癒しのひとときを提供してくれる。

 

　今回もコロナ疲れなどでバテバテだったが、しっかりと癒してもらえた。

　今回、朝食時にいただいたブドウとリンゴが抜群に美味しく、リンゴをお土産に購入したいとフロントに相談すると、お勧めのお店を紹介してもらえた。こうしたリクエストにも丁寧に対応してくれるのがこのお宿らしい。

 

　さて、チェックアウトだ。スムーズなオペレーションで、スタッフが重い荷物を持ってくれる。さらに荷物を運んでくれたスタッフが、車を誘導し、車から見えなくなるまで手を振ってくれる。

　もはや、毎回のお約束が網羅されているのだが、それらを含めて、このお宿は高い価格以上の価値があると・・・今回も思いながら宿を後にした。