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以前も書いたことがあるが、徳大寺某がヨーロッパのジャーナリストたちと語り合い、ベストカーは何かという話題になり、その結論が「ポロ」だったという話を聞いたことがある。
当時、また若い小生にはこんな小さな車がなぜ・・・と思ったが、今となってはその意義もわかってきた気がする。
現行のポロは榮倉奈々のCMの印象もあり、好感を持っていたが、そのポロが新型に移行した。ちなみに予め整理しておくと、ポロは欧州でいうBセグメント、ゴルフはCセグメントになる。
新型のサイズだが・・・全長4053mm、全幅1751mm、ホイールベース2564mmという。日本の規格では3ナンバーになるが、このサイズなら取り回しは抜群だろう。
このサイズで、キャビンは全体的にゆったりと仕上げられており、特に前後席間が歴然と広くなったという。さらに荷室容量も351リッターと現行型比で25%ほど増えている由。
フォルクスワーゲンの文法にならえば、大人四人がきっちり乗れて、必要十分なラゲージを持つというところか。この351リッターという数値は現行のMercedesのAクラスとタメだ。
四人で長距離ツーリングは現実的ではなくとも、二人で秘湯に出掛けるなら余裕だろう。その基本となるエンジンだが、ベースモデルは1リッターという。
そんな中で、こちらの記事で注目しているのはホットハッチのGTIである。このエンジンは2.0L直列4気筒直噴ターボのTSI。これは「EA888」型の第3世代にあたるもので、現在のゴルフGTIに搭載されているものより世代が新しいと。
最高出力200psを4400~6000rpmで発生し、最大トルク320Nmを1500~4400rpmの広範囲で発生するというから、このボディなら余裕だろう。
高速などでは地味な小さな車・・・だが、その中には、大概の車を圧倒するパワーが詰め込まれている・・・
ということで、試乗レポートをご参考にされたい。これによれば、パワーはもちろん、静粛性や快適性がギュッと濃縮されているようだ。
また新型ポロの大きなトピックは、ADAS(先進運転支援システム)系装備の充実だ。全車速追従型ACCは、自動発進・停止機能付きへと進化しているという。
また歩行者検知機能付きプリクラッシュブレーキを全車標準装備としたほか、新たに後退時接近車アラート付きのブラインドスポットアシストや、10km/h以下での駐車時に障害物を検知して制動介入するマニューバリングブレーキ付き駐車支援システムなども用意されているという。
コンパクトで実用的、そしてパワフルで先進の安全装備がてんこ盛り。しいていえば、FFだと下り坂の凍結路がつらいかな・・・くらいか。
魅力たっぷりなこのモデル・・・フェラーリからの乗り換えも考えてみたくなるなあ・・・
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