今年も秋の「貝掛温泉」

昨今、ごひいきの秘湯のお宿が「日本秘湯を守る会」を脱退するケースが出てきている。コロナ禍で、会への上納金が負担になっている様子。

　

　幸い、その多くはお宿としては継続しているので、個人的には大きな影響は出ていないが、ごひいきのひとつ「うえだ」はお宿自体を辞めてしまった。

　そんな中、ごひいきのひとつ「貝掛温泉」に今年も出かけてきた。秘湯としては東京からのアクセスもよく行きやすいが、最後の急坂と細い橋だけがプレッシャーがかかる。

　

　そんな貝掛温泉の特徴は、体温並みのぬる湯と、日本でも数か所しかないオール５の温泉だ。

　くだんのオール５のお風呂は、チェックイン後夕食まで男性用の露天風呂。目薬の成分に近いという目に良い温泉がそのままかけ流しだ。

　

　いつものようにチェックイン後、そして夕食前と二回楽しむ。この時期はまだ寒くないため、ぬる湯でも寒くない。

　ここへ入ってゆっくり楽しんでいると、いつもは烏の行水の小生もさすがに長湯となる。そして夕食後、入れ替えになった方に入り、すっかり夜景となったお風呂に・・・

　

　温泉の泉質は透明でクセもなく、誰にでもお勧めできるもの。ぬる湯といえども、長く入ると、身体が温まり、眠くなる。

　いつものように早くに爆睡・・・翌朝も、当然のように入浴し、都合4回入ってしまった。

　　

　こちらのお宿の温泉は魅力たっぷりなのだが、しいて言えば、男性だと夜から翌日のお風呂の露天がやや小さく、もう少し大きくするか、別に貸切風呂などあるともっといいのだが・・・

　とないものねだりを・・・

 

　もちろん、こちらのお宿は温泉だけでなく、その他の部分もすばらしい。その辺については別稿にて・・・

　「貝掛温泉」は引き続き秘湯のお宿でいてほしいものである。