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さて大山の山頂からの下りだが、往路と違い見晴台経由で下りることにした。往路の下りは1時間というふれこみだが、かなりの急坂で岩場の歩きにくいところが多く、登りのときにすれ違った人も下りがキツイと言っていたので・・・
山頂から見晴台まで2.4キロとあった。平地なら2キロで30分なので、そのくらいで行けるといいなあと・・・
だが、往路と比べて歩きやすさでは正解だったが、やはり急なことは変わりがないわけで・・・慎重に下りると思ったほどペースは上がらない。
たが、下り始めてすぐに目の前に鹿が・・・いやいやいるとは聞いていたが、こんなに至近距離で見られるとは。
ただ、この道は歩きやすいとか思っていたら、途中で鎖場も出てきたりして、さすがに甘くはない・・・
ようやく見晴台に着いたが、45分ほどかかってしまった。本来なら相模湾の風景が抜群らしいが、この日は残念ながら・・・だった。
そしてここからは平坦に近い道が続く。ほどなくして道の上と下に二重の滝が・・・その通り「二重滝」というらしい。
そしてここからはすぐに下社に到着である。さてここからケーブルカーで下りる手もあるが、七不思議という名所のある女坂を歩いて下りることにした。
当然ながら男坂というのもあるが、女坂といえどもかなり急な坂道であり、慎重に下りて行く。坂道は下りの方が足に負担がくると聞いていたが、後が怖そうだ。
丁度中間点というところで、大山寺にお参りする。こちらもなかなか格式を感じるお寺であるが、ここが菩提寺の方は大変だろうな・・・とも。
さて、ここでは落語の「愛宕山」よろしくかわらけ投げがあった。さっそくやってみたりして・・・
そうそう女坂の七不思議というのも、いろいろあったが、こちらが弘法大師が爪で彫ったという伝説のあるお地蔵さんだ。
さすがに大山寺から下はそれほど急ではなく、気がつけばケーブルの駅からお土産屋さんゾーンへ・・・
帰りはケーブルカーを使わなかったので、山頂からバス停までは休憩・参拝のぞけば2時間くらいかかってしまった。
帰りのバスでは完全に爆睡・・・さらに小田急線も・・・だったことは言うまでもない。振り返れば、落語の大山詣りが信仰の山といいつつも、江戸からほどほどの距離で来られて、初心者でも登れるという点で、人気のレジャースポットになったというのもよくわかった。
冬場は積雪もあるので本格的な装備が必要らしいが、春から秋は服装もそれほどハードなものでなくてもいいし、気軽に登れるというのが嬉しい。
また天気のいい時に来てもいいかな・・・とその日は思ったが、翌日からの足の痛みが・・・気分を盛り下げてくれたのも言うまでもないか・・・(苦笑)
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