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1月9日の日経の夕刊一面に「VW、世界販売2%減 トヨタ首位確実に」という見出しがあった。この記事を見て、アマノジャクの小生、いろんなことを考えてしまった。
昨年話題になったVWの排気ガス不正問題はそのことを正当化したり、援護するつもりはないが、こちらの記事にあるように、日本での販売はとんでもなく落ち込んだ。
もちろん、皆さんご存じのように、日本に輸入されているモデルには、不正問題はまったく影響ないのにもかかわらず・・・だ。
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別の記事で読んだが、「なぜVWのブランドが地に落ちたのか」みたいなのが興味深かった。曰く、VWがメルセデスのように「ならでは」のブランドではないからと。
つまりあえてVWを選ばなくても・・・という立ち位置だからと言う論理だが、その前年、ゴルフが輸入車で初めて日本カーオブザイヤーに立ったことを考えてしまう。
皮肉にも世界の売れ行きは、2%減にとどまったと見るのが小生で、世界的にみれば新興国の成長の足踏みの影響の方が大きかった様子。
日本という特異な世界のマーケットの動きが小生には見えてくる。日本人にとって何より大事なのは、「世間と同じ価値観を持っているよ」というポーズだ。
このご時世に不祥事を起こした会社の車を買わなくても・・・という、いかにもな論理。小生の個人的な評価でいえば、VWはゴルフを始めとした極めてレベルの高い車を、他の輸入車に比べ比較的安価に提供してくれている信頼性の高い企業であるということになる。
さらにこの記事では、日本での売れ行きについて触れず、トヨタが世界一にというところにスポットを当てている。
トヨタが売れていることは事実だし、トヨタのいいところもたくさんあるのだろう。だが、新興国などのマーケットにおいて大切なディーゼルなどに踏み込まないのはどうか。
個人的な趣味の問題だが、やはりなんか違うんじゃない・・・と思ってしまうのだ。その点でいうと、マツダがグローバルに評価されているのと好対照だ。
新年早々ひねくれ者のゆがんだものの見方・・・だけどね。
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