多摩川サイクリングロードの車窓から

あなたと越えたい天城越え

天城越え、といえば松本清張の小説なんかもありますが、ほとんどの人はやはりこの歌を思い浮かべると思います。



説明の必要すらない超有名曲ですよね。
では「天城越え」とはどこのことなのか。案外知らない人もいるんじゃないでしょか。

俺は割と最近まで知りませんでした

答えは伊豆半島のど真ん中、天城峠。案外近くにあるなぁ、というのが知ったときの印象です。
というわけで、自転車で天城越えをやってきました。



伊豆半島となるといよいよ自宅から距離があるので、今日は(も?)輪行することにしました。


スタート地点はこの函南駅。熱海と三島の間にある影の薄い駅ですが、
天城峠をはじめとする中伊豆方面にアクセスしやすい駅です。
ここで自転車を組み立てて、出発したのが10時頃。
最終目的地の河津までは60kmほどなので、ゆっくり行っても夕方になる前には着くでしょう。



修善寺を過ぎたあたりから田園風景になり、道もアップダウンが増えてきます。このあたりは道志みちに雰囲気が近い感じ。
県道349号とR414が合流する市山交差点を過ぎたあたりから、本格的な登りが始まります。



ちょっときつくなってきたなーと思った頃、浄蓮の滝に到着。
こんなに開発されてるとは知りませんでした。
あの曲で知名度が上がって、開発が進んだんでしょうねぇ…石川さゆり恐るべし。



せっかくなので、滝も見てきました。
駐車場からは結構急な階段を下りていくことになるので、ビンディングシューズだと結構大変です。



浄蓮の滝から2kmほど登ると、道の駅天城越えです。なんつーかネーミングがそのまんまですね。
ちょうど12時半頃、昼時なのでここで昼飯にしました。ソバを食ったんですが、正直イマイチ・・・。



デザートはわさびソフト!
俺はわさびあんまり好きじゃないんですが、辛さ控えめで美味かったです。
でも、バニラとのハーフ&ハーフのほうが良かったかも。



道の駅を出て少し進むと、道沿いにわさび畑がありました。
このあたりにはわさび畑が沢山あるようですが、ほとんどの場所は立ち入りも見学もできません。
こうやって見せてくれる畑は貴重なんじゃないでしょうかね。



天城峠の近くに来ると、旧道との分岐があります。
このまま真っ直ぐいけばトンネルを抜けて河津方面に出ますが、ここまできてそれじゃ面白くない。
それに、あの曲に出てくる「天城隧道」は旧道のトンネルのことなので、やはりここは旧道にいくべし。
余分に100mほど登らなきゃならないけどな!



・・・登りに加えて、思いっきり砂利道でした。
後で調べたんですが、旧トンネル保護のために舗装を剥がしたらしいですね。
理由はどうあれ、ロードバイクにはなかなかつらい道です。
傾斜は5%前後でたいしたことは無いのですが、パンクするのもいやなので8km/h程度の超ノンビリペースで登っていきました。



天城隧道に到着です。明治時代にこのトンネルができたことで、南伊豆の陸の孤島状態が解消されたんだとか。
幅は4mそこそこ。車のすれ違いは絶対無理なこじんまりとしたトンネルなのですが、そこはかとない迫力があります。



で、通ってみると真っ暗でちょっと怖いwww
昔の雰囲気を残すためか、照明がランプのままなので、ライト無しだとほとんど視界がありません。
まあ、真っ直ぐなトンネルなので、反対側から何かくればわかりますけどね。

トンネルを抜けるとそこは雪国・・・なわけは無く。
砂利道ゾーンをしばらく走り、舗装道路に戻ってからは快適なダウンヒル開始です。


その途中にあるのが、この河津七滝ループ橋。
道路が螺旋階段状に2回転する橋です。高さがかなりあるのでちょっと怖いですが、走ってて楽しいところです。



この写真のほうがわかりやすいかな。ループ橋を抜けたところから撮影しました。


ループ橋を抜けたあたりに河津七滝への分岐があり、時間もまだあるので滝見物してくることにしました。

河津七滝といっても、そのうち大滝は遊歩道の工事中で見学できず。出合滝もちょっと方向が違って面倒だったのでパス。
というわけで滝を5つ見てきました。



カニ滝。名前の由来は置いといて、ちょっとしょぼいような・・・
高低差2mくらいしかないです。


初景滝。手前の銅像は「伊豆の踊り子」らしいです。
ここまでは自転車で来れるのですが、この先は階段を登らなくてはなりませんので、徒歩で先に進みます。


蛇滝


エビ滝


釜滝。これが一番迫力のある滝でした。
自転車を止めてある初景滝から、ここまで徒歩で大体10分程度でこれます。


この時点で15時前くらいの時間でした。そろそろ河津の町に行くことにしましょう。
といっても、河津七滝のあたりから河津市街地までたいした距離はなく、20分ほどでついてしまいました。



せっかく河津に来たので、ちょっとだけ足湯にでも入るかな、とやってきたのがこちら豊泉の足湯処
河津桜の季節には混むらしいのですが、見てのとおり誰もいません。
とはいえちゃんと湯も出てるし、汚かったり荒れたりしてるわけじゃないので、遠慮なく使わせていただきました。




今回天城越えをやってみて感じたのは、結構見処があるなということです。
修善寺方面から登ると傾斜も緩めだし、浄蓮の滝や道の駅があるのできつさをあまり感じません。
峠初心者でも結構登れちゃうルートじゃないでしょうか。


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