玄海の語り部

「健康」を当たり前と思っている人。
それを失ったときに判る「健康」のありがたさ!
川俣保美がそれを熱く語ります。

成人T細胞白血病(ATL)

2011年07月08日 08時41分12秒 | 健康諸々
成人T細胞白血病(ATL)は、幼少時に母乳を介し母親から感染した成人T細胞白血病ウイルス(HTLV―1)キャリアに発症する。

ATLはHTLV―1キャリアに5~10%の頻度で発症し、発症した場合、ATLの治療は依然としてはかばかしくなく、2年以内にほとんどが死亡すると言われている病気です。

全国のキャリア数は約100 万人、ATL発症数は年間約700例といわれる。

ATLの感染予防には、感染者の母乳を子供に与えないことが最善の方法と言われています。

この病気に対し、厚生労働省研究班が、全国の妊婦3千人を追跡し、授乳方法によって子供への感染率や発育にどう影響するかを調べる大規模な研究を始めるらしい。

計画によると、検診で感染が判明し、協力を得られた3千人を登録。

生まれた子供の授乳を、感染を低減できるとされる方法のうち
①生後3ヶ月まで母乳
②凍結後に解凍した母乳
③粉ミルク
の3種類から選んでもらい、それぞれの方法でどれだけ感染を防ぐ効果があるか調べる。

生後6ヶ月以上母乳を与えると20%で感染するとされ、粉ミルクだけだと、3%に抑えられることは分かっている。

短期の母乳と冷凍母乳の効果は詳しく分かっていないため今回、調べることにした。

このような記事が載っていました。


私の友人が7年ほど前、急に前触れもなく「成人T細胞白血病」発症し、やはり2年もたずに亡くなりました。大変残念でした。

色々な治療を心みたのですが、治療のかいなく・・・

この成人T細胞白血病、母乳で感染し、母乳を止めることによって、感染を3%以下に抑えられるのなら、感染者の母乳を単純に止めたらどうなのでしょうか。

リスクを冒してまで、①生後3ヶ月まで母乳、②凍結後に解凍した母乳を与えて調べる必要があるのでしょうか?

またそれを望む母親はいるのでしょうか?

今、日本では医療費の伸びが問題になっているとき、このような事にお金をかける政府の考え方に、怒りと疑問を感じました。



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