日本は検査大国です。経済協力開発機構(OECD)の調査「ヘルス2007」の調査では、検査機器の台数を人口100万人当たりで比較すると、CTでは日本92.5台、オーストラリア45.3台、アメリカ32.2台 MRI日本40.1台、アメリカ26.6台と2位以下を大きく引き離して1位です。しかしこうした機器が実際に死亡率を下げるかどうかは研究途中で、例えば肺がん検診ではエックス線や痰(たん)の検査は有効と認められるが、CTによる検査は有効性を証明するダータはそろってないそうです。
検査は受ける場合、どのがんには、どのような検査が適しているか知っていることも大切なことと思います。
超音波診断装置・・・肝臓がん、胆石、乳がん、心臓疾患
CT ・・・甲状腺がん、脳血管障害
MRI ・・・脳血管障害、神経性疾患、子宮筋腫
PET ・・・脳腫瘍、認知症の診断、全身のがん
(放射性同位元素を注射してブドウ糖の消費から判断するため、見つけにくいがんもあり、過信は禁物です)
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