雲雀野と郭公の森と

北アルプスと黒部川に育まれた片田舎
の住人の気まぐれ日記
あの「森の近況」の代替として・・・・・

欅平レポート(20150905)

2015-09-06 18:27:25 | 黒部峡谷

 欅平へ行ってきました。
報告その1

話題のスノーブリッジが崩落して、今はその名残もないほどです。
向かって右側に見える茶色いのが残っている雪の塊ですが、何気なく見てると、とうてい雪だとは気づかないと思います。

報告その2
鐘釣の万年雪はもうこんなになっちゃいました。

次の5月26日の画像と見比べてもらえば、いかに少なくなったか。

五月ごろにはいかに多く残っていたかわかると思います。

ここから粘って、今年の新雪にちゃんとバトンタッチできるかなぁ

報告その3 花など

ナナカマドの実が大分色づいていました。


ミズキの実はこんな風で、これから花柄がだんだん赤くなってきて
花が咲いているように見えるはずです。


これはホツツジです。
普通のツツジのような鮮やかな色でも大ぶりの花でもありません。
あまり関心のない観光客の方の目にはたぶん留まっていないと思います。
ホツツジのホは「穂」からきているそうです。




これはウスノキの実です(たぶん) 実の下のほうが臼のようにへこんでいます。




これはクロバナヒキオコシ。

ヒキオコシは漢方では健胃薬として使われ延命草と呼ばれているそうです。
 その昔、弘法大師が山道を歩いていると、一人の行者が倒れていました。
それを見た弘法大師はすぐに近くにある草をしぼり、その汁を、倒れている行者の口に含ませたところ、
その行者はたちどころに元気をとりもどして旅を続けることがでた、という話が伝わっているそうです。

沿線ではこんなのも見られました。

これは熊剥ぎの痕跡です。 これはあまり剥されていませんが、時には周りがすべて剥されて
木の肌が丸見えになっていることもあります。

熊ついでに

前の記事でも触れましたが、熊棚です。
トリミングしてアップしたのが


 今回の欅平行ではちょっとしたアクシデントがありました。
昼過ぎに「猫又」付近で線路に異常が発見され、運行ダイヤが大きく乱れました。
 宇奈月行電車が急遽、三時過ぎで打ち切られると案内が入り、散策中のお客様も
ぞくぞくと欅平駅に戻ってきました。 三時過ぎの打ち切りが2時50分ごろに繰り上げられ
自分も慌てて帰り支度をしたのですが、乗車は当然お客様優先ということで
その便には乗れず・・・・・・・

 工事関係者や売店職員等など、取り残された人は6~70人ほどあったろうか、
お客様も20名ぐらいいたようだった。

 宇奈月から救援?列車が来ることになり、
結局、1時間半ほど駅構内などで待機していて、宇奈月から上がってきた救援列車で帰ってきました。

 こういうアクシデント発生の時って人間性が露わになることがありますね。
アクシデントを楽しむような人もいれば、ぶつぶつ愚痴を言ったり、腹を立てたりする人がいたり、
何事もないかのように自分のできることを黙ってしていたり。

この人ってこういう人だったのかと思わね面が垣間見えたり

・・・・・・・・

と、最後はなんだかわけのわからないつぶやきになった欅平報告でした。

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