私のような「ピア・スタッフ(障害者スタッフ)」(「ピア=仲間」の意で患者さんと仲間の意)
というのは、私が勤める精神病院ならではの待遇があります・・・が!
職員ならば、「電カル(電子カルテ)」は、見放題で個人情報の保護なぞどこ吹く風です。
『情報の共有』という意味では大変有意義なのですが、
まぁ、言うならば「丸裸で病院内を闊歩している」様なものです。
私もいろんな事がありましたし、人には知られたくないようなこともタントあります。
やらかした私が悪いのかもしれませんが、そのような問題もありますが、
ピア・スタッフに対する健常者スタッフからの『毒舌』も時々あるのです。
私が病棟で「ケア・ワーカー(患者さんの身の回りや病棟の清潔を保つ仕事)」を
していたときに、この他にプログラムとグループ・ホームを兼任していて、
体力的に限界が来ていて、病棟を辞めざるを得ませんでした。
その後、数ヶ月経って前に勤めていた病棟のナース(男性)と、ばったり会って
私が「お疲れ様です!」というと、
ナースは「(病棟から)逃げたんか!?」と言われました。
その場は、やり過ごしましたが、後でずいぶんダメージがありましたね・・・(T-T)
繰り返しますが、「精神科に勤めるナース」なのです。
実情を知らない世間から観れば『灯台もと暗し』と写るでしょう。
もちろん、まさに献身的な各スタッフも大勢いるのも現実ですよ。
逆説的に申しますと「精神科に勤めるナースだからこそある『差別感情』」でもあるのです。
管理職は、達観した風に構えて、「差別はいけない」と言うでしょうが、
現場の現実は切実なのかもしれません。(差別感情を持つナースの立場に立てば)
人間の「許容という『器』」は、人それぞれです。
ならば、許容の小さい方は少なくとも「精神科」に勤めるべきではないでしょうね。
実際問題として病院は「慢性的な人材不足」という問題を抱えています。
そんな現実なのでナースであれば、「腹の中が黒かろうが、白かろうが」来てくれたら
「ALL OK!」なのです。
私としては、入職の際に適性検査を受けていただきたいと思います。
まぁ、「売り手市場」なので無理でしょうが・・・
そんな現場からの報告でした。
拝