川崎 和菓子 吉田屋

毎朝お餅を搗き搗き営業中
手作り和菓子とおにぎりのお店

お盆のおはなし

2012年07月11日 | 和菓子
おはようございます!
川崎市幸区の和菓子屋、吉田屋の梨紗です。

明後日13日は、お盆の入り(迎え盆)です。
この日に迎え火を焚いて先祖の霊を迎え入れ
16日のお盆の明け(送り盆)に送り火を焚いてお送りします。

ということで今日は、お盆についてのしきたりをご紹介します。
(自分自身の勉強もかねて!)


●迎え火・送り火
立ち上る煙を道標にたとえ、先祖の霊が迷わず家に来られるよう、
そして帰れるようにという意図があります。


●精霊馬(しょうりょううま)=キュウリとナス
※キュウリとナスビに割り箸を刺して馬と牛に見立てたもの
迎え火・送り火をする際に、脇に置いておきます。

・キュウリは馬の例えで、お盆の時に、少しでも早く迎えられるようにと願いが込められています。
・ナスは牛の例えで、お盆が終わって、帰りはのんびりとという願いが込められています。

●お盆の仏壇の飾りつけ
お盆の期間中は、仏壇から位牌を取り出し、扉は閉めてしまいます。
そして仏壇前に精霊棚と呼ばれる祭壇を作り、そこに位牌をはじめとして
盆花や供物などの飾りつけをしていきます。
ただ、ここまでの飾りつけをされる家も今や少ないのではないでしょうか。


以上、お盆のしきたりについて一部紹介させていただきました。
年中行事の決まりごとをきちっとこなしていくことも、
時の移ろい、季節の移ろいを感じることができる大切なことです。
お盆の時期はそれよりもまず、先祖を思いやる心、自分が今生きていることを
先祖に感謝することが、本質ではないかと思います。

例年、お盆のお供物として、らくがん・焼まんじゅう・重ね団子・おはぎを
販売しておりますが、これに限らず、亡くなられた方が生前好きだったものを
お供物としてお飾りになるのも良いと思います。


■おはぎ(つぶ・こし・きなこ・ごま) 各140円


■らくがん(花【紅・白】 葉【緑】) 1個270円


■焼まんじゅう 1個270円


■重ね団子 1セット270円



仏壇がご自宅に無い方も多いと思いますが、上記のようなこの時期しかない
お菓子もお店に並んでいますので、「飾る」ではなく「食べる」を目的に
是非お越しくださいませ!

御菓子司 吉田屋
川崎市幸区小向町2-1
TEL:044-511-3859
FAX:044-511-3226
営業時間:6時~18時
定休日:月曜日(第3火曜日)   
※祝日・祭日の場合は営業いたします