野田版「桜の森の満開の下」を観て来ました。
今回、坂口安吾さんの同名の小説が原作のようなので、粗筋をおさらいしていました。
いざ見始めると、「耳男」という人物が出てくる。
【あれ?原作には耳男とかいう人は出てこなかったはず】
お芝居が「桜の森」を背景として始まる点を除けば、原作とは全く違う、野田秀樹さんの演出炸裂のストーリーになっている。
後から、同じく坂口安吾さんの「夜長姫と耳男」という小説とを合わせた内容となっていたらしいことを知る。
「夜長姫と耳男」を読んだ後、再度観るのも面白いかな。
写真は舞台に舞っていた桜の花弁。
【追記】
「夜長姫と耳男」の概略を読んだ。
「桜の〜」は、どちらかというと、「夜長姫〜」に比重をおいた演出がされていたようだ。
1992年の「夢の遊民社」版の「桜の〜」のラストシーンのダイジェストがユーチューブにアップロードされている。