お久しぶりです
今年の梅雨は長いですね。
なんだかまだ6月のような気すらします。
PCの不調でなかなか更新がままならずという事情もありましたが
7月は狭い庭に出るのがなにより楽しみで
雨に濡れたり蚊に刺されたりしながら
誘引だの摘心だの脇芽摘みだのと本やネットで調べながら野菜を育てて
食べることを楽しんでいました
きっかけはコロナだった、のですが。
コロナ禍のあおりを受けて、4月から我が家でステイホームしていた娘が
遠い街に引っ越して行ってから、一か月になろうとしています。
娘がいた時期と、わたしの仕事が忙しくなった時期が重なっていたので、
ご飯作りや洗濯などを任せられたことはとても助かりましたが、
いくつも植物を買ってきたり、堆肥作りや野菜の種蒔きまでする娘を見ていると
‘‘いつまでここにいるつもりなんだろ‘‘と、ちょっと複雑な思いも湧いていました。
もちろん居てくれるのは嬉しいことですが、家から出ることを常に第一目標にしている娘なのに。
しょっちゅう突飛なことを言い出す娘ですが
生姜を植えてみようよ、と言い出した時は驚きました。
いやいや、もっと簡単なものから作ってみなきゃ、
とわたしもホームセンターに出かけてみたのですが・・。
すご~く混んでいたんですよね。
この時は、レジまでの長い行列を見て売り場にすら行きませんでしたが、
苗を買わなきゃ始まらない!ともう一度行ってみると
嬉しいことに外にレジを増やしてくれたのが見えました。
ですが、レジは増えても、毎年の人も今年からの人もいる野菜の苗売り場は人だかりが激しく
そうそうゆっくり選んではいられません。
わたしが買ったのは
え? さつきみどり?
きゅうりの品種になぜその名前?
名前のインパクトですぐ決めたさつきみどりさん(以後さん付けで呼んでいます)
ミニトマトを二種類。
甘くておいしいアイコと、
やはり名前に惹かれた‘‘めちゃなりトゥインクル‘‘。
プランターを増やしたくなかったので、
‘‘袋で育てる‘‘ことにも初めて挑戦してみました。
ゴーヤと大好きなモロヘイヤも買ってきましたが、
モロヘイヤは一等地の広い場所に植えたにも関わらず、
大きく育っていたカブトムシの幼虫がたくさん住んでいる場所でもあったので
毎朝散歩に出る幼虫くんにひっくり返されたようでまったく根が付かず今年は断念しました。
その分カブトムシたちに期待を込めて
娘が種から育てたビーツは発芽率抜群でした。
ていうか、
ビーツって何?
名前は聞いたことがあるけど・・?という塩梅ですが
もちろんこちらには手出しはしません。
たまに葉っぱがレタスに混ざって食卓にのぼることがあって
いつになったら実を食べられるのかと楽しみに待っていました。
じつは、きゅうりの雄花と雌花の違いも今年初めて知りました
雌花は小さな小さなキュウリの先っぽに咲くのでわかりやすいんです。
里山の畑では、畑好きの仲間が世話をしてくれるので、草取りを手伝うくらい。
そんなことも知らずにいたなんて、なんだかもったいない。
支柱を立てたり、葉っぱを落としたり、そんな些細なことにもちゃんと応えてくれる。
これも初めて知った喜びです。
貴重な瞬間に立ち会えました。
きゅうりに受粉は必要ないって読んだって、
やっぱりこんな瞬間に立ち会えると嬉しくて
みどりさん、よかったねぇ。
‘‘めちゃなり‘‘の名に偽りなし!です。(この写真はアイコですが)
ミニトマトも1日に1個から4個くらいずつ収穫出来て夕飯に添えています。
家庭菜園だと皮が硬いんだそうですが、それにも慣れてきたなぁ~なんて思った頃、
甘さがぐんと増してきました。
ゴーヤに遊びに来たカマキリ
うっかりそらとも遊ぶ羽目に
洗濯物を干していたら、カミキリムシも登場
ガランとした家も
こうしてみると賑やかで・・
みどりさん収穫10本目の朝には
こんなうれしい姿も見れました。
支柱にしっかりしがみつく そのお尻は!!
ついに羽化したのね
10匹のうち何番目?
他のコたちもちゃんと羽化、できてるといいな。
クヌギの木に連れて行く間、思い切り体を捩らせて、
ごろんと地面に着地すると大仰に威嚇してみせた
なんとか捕まえ枝に乗せると、上へ上へ急ぎ足。
その後ろ姿は勇ましいけれど、まだかわいかった。
娘が間に合わなかったビーツも
そろそろ収穫の時期。
少し小さい気もするけど、すっかり肩を出していた実にこたえて試し掘り。
皮ごと茹でれば、みるみる真っ赤になるお鍋の中。
皮を剥いて生でスライスしても、まな板が真っ赤に染まる。
ネットで調べてみると、葉っぱと茎も炒めて美味しい捨てるところなしの
なんとも体に良いことずくめな栄養満点お野菜だとわかりました。
そらはといえば、首輪ハゲのことに加えて
気になることが重なった7月の始まりでした。
鼻の頭に出来物が現れて
ケガかどうかも分かりづらく
そのうえ、ご飯の後にお水を飲んでは吐くことが続きました。
これは前からのことですが、この頃はいつもより頻繁で、
ちょっと元気ないんじゃない?
と心配でしたが
7月になってやっとわたしのステイホームが始まったので
べったりとくっついてくるそらと、ゆっくり一緒にいることが出来ました。
梅雨寒でもありましたし、甘えたかったのかもしれません。
猫が体調を崩すのはストレスも大きな原因で、
ストレスの原因になるのは環境の変化も大きいと読んでふと考えてみると
そらにとって一番大きな環境の変化といえば、お姉ちゃんが引っ越してしまったこと。
momoが大好きだったお姉ちゃんが、今回初めてそらと長く一緒に暮らして
けっこう仲良しになっていたから
そら、寂しかったの?
夏日が来て、毎年恒例のひんやりスペースで寛ぐ姿が見られるようになると
徐々にいつものそらが戻ってきました。
わたしがちょっとずつ器に垂らして飲ませる‘‘汲みたての水‘‘が気に入ったようで
その方法だと食べてからの時間も量も見てあげられるので吐くこともなくなりました。
今朝、目立っていたカサブタが取れてすっきりした、と思いましたが
まだまだ汚れてるにゃ
いまだに飛び乗ることが出来ないので
隣に椅子がないと乗れませんが
タワーのてっぺんで気持ちよさげに昼寝する姿は日常になりました。
娘が夜も出かけずに家にいたステイホーム期間。
そんなことは子どもの頃以来だったので
そらと同じようにわたしも淋しいです。
娘が居た部屋を見渡しては物想いに耽ってしまうこともありますが、
そんなときは、「もし、まだここにいたら?」と考えてみます。
望みが叶って新しくスタートが出来たんだから
美味しく食べて、元気でいなきゃ
娘の意向があるのかどうかはわかりませんが、
置き土産の効果は大きいようで、
そらもわたしも元気にやっています