市駅前の近くのビルの地下室にあるカフェsing outで阿部一成さんとそのお弟子さんたちの篠笛コンサートとゲストの田付里英先生のコンサートを昨日聞いた。
阿部さんのお弟子さんたちは結構たくさんいて、多くの曲を聞いた。習い始めの人とか結構長くやっている人とかいろいろであったが、それでも狭い会場は満席であり、たぶん聴衆は100人を越えたのではないだろうか。
阿部一成さんはヨーロッパで10年ほど活躍していたそうだが、現在では新居浜在住の由である。
「月の粉」という篠笛とギターの合奏がよかったと思う。さすがにヨーロッパで活躍されるだけのことはあると思われた。最後は「永遠」という題の曲だったが、これをそれぞれ英語やドイツ語やフランスではどういうだろうかと思った。英語ならeternityかなと思ったが、foreverだろうか。
foreverは辞書によると副詞であるので、題としてはふてきとうだろうか。フランス語ではeternelがあるが、果たして適当だろうか。
第2部はゲストの田付先生のシャンソンである。再会(原題:私は決して忘れない je n'oublie jamais (?))などは昔恋人だった男性と年を経て、出会ったという内容の歌らしいが、田付先生が歌うと本当にそういう実体験をしたのでないかと思われるのような情感たっぷりの歌い方であった。その歌われている瞬間はその歌の文句通りの気持ちをもたれなければ、ああは歌えないだろう。
声楽家というのは素晴らしいものである。
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