KAYO MATSUSHIMA HP

ペンギン×アート作家 松島佳世のブログです。
展覧会情報と創作の日々の様子を書きます

メメント・モリ(今を楽しめ) 髑髏展のご案内

2016-01-29 21:14:00 | 制作の様子
なんとか絵の具が乾いたので、無事に搬入してきましたyellow19


「髑髏の中の髑髏 2016」展

1月29日~2月13日<日曜定休>
11:00~18:00(最終日は17:00まで)

乙画廊
http://otogallery.exblog.jp/25213511/


油絵の具にまだ慣れなくて挫折してしまい、今回はパスティーシュ作品は間に合いませんでしたyellow22

出展したのはじみ~な静物画とと、図書館でさんざんペンギンの骨格標本の図を探したけどなかったのでそれなりに描いてしまったすごく小さな作品(5cm × 7cm)の2点です。


会場には私を入れて21名の力作が展示されます。ぜひお越しになって髑髏の中の髑髏を堪能してください。






そのじみ~な静物画の一部をご紹介します。


静物画の一ジャンルである「ヴァニタス」を18世紀の画家シャルダン風にアレンジして描いた作品です。(ややこしくてすみません)


油絵 F3号 キャンパス  シャルダン風ヴァニタス/「メメント・モリ(今を楽しめ)」

メメント・モリとは、画面に髑髏や骸骨などを描き込み、「死を忘れるな」と贅沢や享楽にふけるのを戒めるという絵画の一つのモティーフです。
ですが、あらためて「メメント・モリ」をウィキペディアで検索すると、古代では『「メメント・モリ」の趣獅ヘ carpe diem(今を楽しめ)ということで、「食べ、飲め、そして陽気になろう。我々は明日死ぬから」というアドバイスであった。』と書いてありました。キリスト教が広まったあたりから今のような解釈に変わったようです。

「メメント・モリ(今を楽しめ)」 

これは決して毎日楽しいことだけをしなさいと言っているのではありません。
あくまでも前向きに、「今という時を大切に使え」と言っているのです。
将来が不安であればある程、今をしっかりと生きろ!と。
どのみち死んでしまったら自分の世界は終わりなわけですし、それなら生を楽しむのが一番です。

とても気に入ったので、今回の絵のテーマ&タイトルにしました。
(ちなみに去年の髑髏展のテーマが「メメント・モリ」だったみたいですが…そこはそれ。知らなかったのでご愛嬌ということで^^;)


描いたペンギンの骸骨は、ペンギンアート展の最中にどなたかが持って来られた骨を参考にさせていただいてます。 うちのストレッチペンギン君たちと一緒に写っていた骸骨です。

http://blog.ap.teacup.com/penguin/364.html#readmore

どなたか知りませんが、あの時写真を撮らせてもらって本当に助かりました。事後承諾になりますが、ありがとうございました。



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