【’22 御柱祭・上社里曳き】
諏訪大社の御柱祭は、数えで7年に一度、山のモミの木を切り出し上社と下社
8本ずつの御柱を建て替える勇壮な祭りである。
7年前の御柱祭は下社を見たので、今回は上社の御柱祭を見てきた。
国道沿いに、前宮、本宮と続くが今回は前宮までの里曳きだけを見た。
25度を超える夏日と、規制の厳しさ、帰りの高速道の混雑を避けるため
早めに切り上げた、腹五分の満たされなさが有り一寸残念だった。
前宮二之御柱の先陣を切る、氏子町ののぼり旗が風に揺れていた。
「めどてこ」の上では、若者が様々な妙技を見せてくれていた。
出発の合図は「木遣り隊」の人たちだ。
前宮一の柱が進む・・・上社御柱特有で柱の前後にV字型に張り出させた
「めどてこ」には若者が乗り、おんべ(御幣)を振って華やかさを演出、
柱を右左に揺らす練りを楽しみ乍ら前宮を目指す。
前宮大鳥居から本殿に続く参道は御柱の到着を待っている。
前宮御本殿は、諏訪信仰発祥の地である。
喇叭隊も御柱の到着を待つ。
「協力一致でお願いだ~」新緑の木々に囲まれた境内に響き渡る木遣り。
前宮一之御柱を迎える喇叭隊・・・木遣りとラッパ、時代錯誤の感じがするが
なかなか良い組み合わせだ。
前宮一之「めどてこ」が前宮大鳥居に到着した。
「めどてこ」に乗る若者の中には、市内のお寺さんの副住職が威勢よく
おんべを振っていた。「神となる木」に僧侶が乗る・・神仏習合だ。
「めどてこ」に乗る若者たち、大鳥居をくぐり参道を上る、一番の見せ所だ!
急坂を上る「めでてこ」曳き手も力一杯の頑張りどころだ!
氏子たちは、マスクが邪魔だが、飛び切り明るい表情で”よいさ、よいさ”と
綱を曳いていた。
石段に板を敷き、ここを御柱が引き上げられる。
灯篭が「めどてこ」で傷つけられないように板で囲まれていた。
お昼の休憩タイム、家族ずれが仲間同士が、午後の出番に備え腹ごしらえだ。
前宮三之御柱の、先陣の旗が進行を待っている。
ハンドマイクを通じ、響き渡る木遣り・・サー出発だ!
ピンクの法被が良く似合う喇叭隊。
諏訪湖の水と、青空を表しているのか「めどてこ」の乗り手と、支える若者たちの
法被姿が爽やかだ!
ラッパを吹く青年も、汗びっしょりだ。
大鳥居をくぐり、おんべを振る青年たちも一段と力が入る。
見守る氏子衆も真剣な眼差しで待機している。
可愛いお嬢ちゃんがポーズをとってくれた。
午後一時過ぎ、夏日となり氏子たちも、見物客も汗を拭きふきの御柱祭だ。
規制も厳しく、暑い中での移動が大変、上社本宮まで足を延ばしたかったが
帰りの中央道の混雑を懸念して、早めに切り上げてきた。
5月14日、15日と下社の里曳きがあるが、多分行けないだろう、7年後は
なおさら無理だ、これからは今回の上社前宮の里曳きと前回の下社山出し、
里曳きの写真をゆっくり見直して楽しむことにしよう。
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