アカンサス
学名:Acanthus
科名/属名:キツネノゴマ科 ハアザミ属
原産地:地中海沿岸 別名:ハアザミ(葉薊)
高さ:90~120㎝ 開花期:6~9月 花言葉:芸術 技巧
地中海沿岸に約20種類が分布する毎年花を咲かせる多年草です。
ギリシャの国花になっています。
古代ギリシャ・ローマ時代コンクリート式の建築にアカンサスの葉が
彫刻のモチーフとして用いられました。
良く栽培されているのはスペインからギリシャにかけて分布する
モリス(Acanthus ・mollis)で日本には明治末に入ってきました。
葉がアザミに似ているので「ハアザミ(葉薊)」の和名があります。
他にも数種が栽培されていますが園芸ではアカンサスと言うとモリスを指します。
葉は濃緑色で深く切れ込んで羽状になり長さ60cm位になります。
葉は先端が尖っていますがアザミの様に棘はありません。
主な開花期は6~9月で花穂は長さ60cm位ありそこに沢山の花を咲かせます。
花の写真は写真集からお借りしたものです。
花は上部に赤紫色でひさしの様な萼下部に棘の生えて顎の様な苞があり
その間から白~淡いピンクの花びらが舌の様に出ています。
他にはあまりないちょっと変わった花姿です。
雄大な花穂と濃緑色の葉との取り合わせは落ち着いた雰囲気を持ち単独での
存在感が素晴らしい植物です。重厚な洋風建築に非常に合います。
名前の由来
アカンサスはギリシャ語の「トゲ」に由来し苞に棘が生えて居る所に因みます。
植物の育て方図鑑 ヤサシイエンゲイより
12月21日に妹と行ったお寺の庭に植えられていた植物で
この時期に青々と葉が輝いていてとても印象に残りました。
写真は西日が当たってしまい緑色がいまいちでしたが
花の咲く時期にまた行って見たいと思い書き留めました。
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