新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

片倉城跡公園のヤマブキソウ

2012-04-24 | 公園・庭園

親の通院などもあって、この間から週3日勤務に変えていただいたので、今日はお休み。しかも雨上がりの晴天だ。

朝は草取りにせいを出し、その後親の薬の確認をしてから出かけた。一昨日買ったお菓子、あっという間に食べてしまったようで、ちょっと血糖値が心配。「饅頭が小さかったから」というのだが、極小でもない。どうも小さいと食べたりない気がして、結局食べ過ぎになるようだ。

どこか、糖分控えめの和菓子作ってくれないかな?デパートではまだ見かけない。

ところで、ヤマブキソウはこの間の城山カタクリの里で見かけた4弁の黄色の花(シナノキンバイに似ていたけど、花弁の数が違うし、クサノオウにしては毛がないし)、なんだろうと思っていて、やっとヤマブキソウだと分かった。

そのヤマブキソウの自生地を調べてみたら、片倉城跡公園に群落があるというブログを見つけた。昨年は4月25日頃が見ごろだったという。

それで今日尋ねてみることにしたのだった。

11時ごろに京王片倉駅に到着。

国道16号線を南に向かっていくと、信号機があって、その角のあたりにおにぎりの看板が。昼も近いし、公園で食べようかなと思ってその店に入った。おにぎりの他にのり巻きなども売っていたので、購入。

信号を渡って、湯殿川の標識を見て川を渡ると割とすぐに片倉城跡公園入口の標識があった。

     

右に入っていくと彫刻などが並び、管理事務所があったが無人。何かパンフレットなどあるかなと思ったが見当たらなかった。小さいながら駐車場もあるみたい。

      

手前にはハスの池があり、中央に高い木が生えた小さな島があった。その左手の岸にゴイサギがほとんど不動の姿勢で立っていた。池の周りには大きなカメラを構えた男性が何人かいらした。多分カワセミか何かを待っているのだろう。小鳥の姿は見えなかった。

何組かのグループが散策路を歩いていた。私も順路は分からないが、住吉神社への急階段は避けて、その先に足を進めた。入口近くには西洋シャクナゲが見ごろ。

    途中の川のほとりにはしだれ桜の並木。 

少し進むと水車があり、蛍池という標識もあった。カワニナなども生息しているらしいから、夏にはホタルも舞うのかな?

        

その先に菖蒲が植えられていて、少し伸びてきていた。その脇を通って丘を登る。奥沢という方に向かうと黄色の大きめの花が見えてきた。これがヤマブキソウだわ。鮮やかな黄色だ。

   

坂道を登っていくと、谷になったあたり一面が黄色に染まっていた。一部には紫ケマンの群落。スミレはもちろん、時折ニリンソウが見られ、坂の上の方では、ニリンソウより花が大きく葉の形が違うイチリンソウもちらほら見られた。イチリンソウは珍しい。

           

         

               

ヤマブキソウの群落のあたりはカタクリが多く、すでに実がなっていたが、特徴のある葉が目立つ。3月ごろに来たら、カタクリの群落がみられるのだ。良いですね。

  

ヤマブキソウの群落を見渡せるベンチは先客で一杯だったので、さらにその上に向かった。

新緑の雑木林も素敵。本丸方面という標識でそちらに向かうと小さな広場になっていて、テーブルとベンチがあった。片倉の街並みが林の向こうに見下ろせた。

    

今度二の丸方面に移動。昔は堀だったのか窪地を渡る橋が作られていて、芝生の広場があった。広々して気持ち良い。ほとんど葉桜の大きな木の下では弁当を広げているグループがいた。藤棚の藤も咲出していた。

    

日差しは暑いほどで、手ぬぐいで日よけにした。帽子忘れてしまったから。

その広場の横の方にはツツジ花壇があって、ちらほら赤いツツジがほころび始めていたが、まだまだだ。

    

その向こうには畑があった。畑の横の桜から落ちた、花びらが畑の畝をピンクに染めていた。

横の広場を見ると、黄色い群落がある。何かしらと見に行ったら、多分ミツバツチグリの群落のようだった。周囲に雑木林があって、ここも気持ちが良い。西の端にも大きな桜の木があって、はらはらと花びらが散っていた。まだこずえの先には花がたくさんついていた。大島桜かな?そうそう、このあたりのたんぽぽ、関東タンポポみたいだった。

      関東たんぽぽ?  

         

           

1人の中年女性が、つどいの森はどっちに行けば良いのかしら、と尋ねたが、私は全く予備知識がなかったので、畑の人に聞いた方が良いと言ったら、その方、畑の中に進んで聞いていた。そして西の方に進んでいらした。

私もそのあと、ぶらぶらとそちらの方に向かって行った。畑の間の道をたどると、つどいの森の標識があった。

    

ずんずん進んで行ったら、こちらはクローバーで埋め尽くされた広大な広場があった。かんかん照りが難点だが、開放的で気持ちが良い。その先にベージュ色の建物が見えたので、近づいて行ったら、大きい方は八王子市の防災倉庫で、小さいものはトイレだった。

   

先ほどの女性がスケッチに水災で色を付けていらして、なかなかきれいな絵だった。

さらに西の方を見ると、高尾山の方の山並みから丹沢方面、奥多摩方面までの山がうっすらと見渡せた。

   

子供などを遊ばせるには最適ですね。水道はあるし。日陰がないけれど出口の方に行くと雑木林になっていて、木蔭もあるのだが、ベンチなどはなかった。

私は木の切り株に腰を下ろして、行きがけに購入した巻きずしとおにぎりを頂いた。手作り風でなかなかおいしかった。おにぎりは暖かいごはんでその場で握ってくれたしね。

一息ついてそのあたりの下草を見ながら歩くと、ジュウニヒトエやキランソウ、白いスミレ(マルバスミレ?)などが見られた。

    

白いスミレは秘密にしておこうと思ったけれど、再度片倉城跡公園にもどって住吉神社の方から別の谷の方を下りて行ったら、不思議なほど一切ヤマブキソウはなく、ヤマブキやスミレ、白いスミレ、ヤマルリソウはたくさん見られた。

     

下の方ではアマドコロや稚児ユリがたくさん見られた。

また蓮池のあたりに出て、カワセミが登場していないか期待したが、まだ現れていないようだった。いつ現れるかは予想できないそうだ。

ゴイサギは、ほとんど変わらない位置に立ったままで、頭だけ位置を変えていた。帰ろうと裏側に回ったら、ゴイサギの姿があまりに面白くて笑ってしまった。半分羽を広げていたのだ。

後は後戻って、高尾山にも行って見ようかと思ったりしたが、電車が20分後だったので、新宿に向かい親のパンを買ってから、帰宅した。

黒い雲が広がってきていたが、まさか夕方雷が鳴るとは思わなかったですね。

この公園、桜の季節も素晴らしいようでした。4月初めなら桜とカタクリが見られそう。

 

 

 

 

 

 

 


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