風の散歩道

-Ryoの季節の写真と独り言-

No.566  あの日あの時 -1-

2016年03月11日 05時29分49秒 | 日記

2016年3月11日

 

5年前の あの日の記憶を確かめるため

ブログを振り返ってみました

 

 

3月10日

大震災の前日は すごく寒い日で 

朝4時ころ起きだして 何故かアルバムの整理を始めました

青春時代のやんちゃな写真をおかんに冷やかされ

言い訳ついでに自画自賛など

笑顔で おかんと倅の出勤姿を見送って

その後もあれやこれや・・・

想い出を楽しんで一日が終わりました

 

翌日も同じように勤労者を送り出し

あの日あの時

東日本大地震に遭遇した訳です

今思うと ぞっとしますね

 

 

前日(10日)おかんが見つけてきた2枚の写真を

アルバムに収め 遅い昼食を済ませて

昼休みの最中でした

今までに感じた事のない あの身の毛もよだつ地鳴り!!!

何だこれは・・・?

と、立ち上がり外を見た瞬間 とてつもない揺れが来た

今までに体感した事の無い衝撃に

 とっさに左手で柱につかまり

右手でテレビを押さえました

仏壇の位牌が飛び上がり

花瓶は倒れ 本棚から本が飛び出し

神棚の達磨さんは転げまわって

どこから何が飛んで来るか わからない状態です

20mほど離れた隣家の瓦が 

雪崩のように落ちて行くのが見えます

この時、テレビは映っていたように覚えてますが

地震の報道は記憶にありません

やや揺れが収まって 一安心・・・ではなくて

もの凄い恐怖!!!

地鳴りが腸を押しつぶすように唸って

10秒いや30秒位して 第二波が来ました

家ごと上下左右、前後に飛び跳ね

こりゃ・・・潰れる

外に出た方がいいのか?

いや、柱の近くで壁に張り付いた方がいい!

と決めた

自分で作った たった一つのものだから 一蓮托生

と決めた頃 揺れが小さくなった

が、あの恐怖の地鳴りがまた鳴りだした

またかよ!

と思いつつ 柱につかまり直し テレビも押さえながら

いよいよ いよいよ だ・・・

おかんは・・・午後から会社のバス旅行だったな・・・

倅の会社はどうなんだべ・・・

思う間もなく 第三波が来て

この世の終わりって こんなものなのか・・・

ひとりで行くしかねぇのか・・・

とか、ほんにくだらない寂しいことが

頭の中をよぎったのを覚えています

 

それにしても 

天地がひっくり返る地震が 三度も続けて来たんです!

・・・後で震度6強と知りました・・・

しばらく柱から離れられませんでした

第三波の後

地鳴りが無い!と感じた時の あの安堵感

何と言えばいいかなぁ・・・

何度も確かめるように足の踏み場を変えて

足の裏から あの地鳴りが

無い!無い!無い!

助かった・・・と思った

しかし その後も

震度5程度の余震が頻繁にありました

でも、あの地鳴りが無ければ大丈夫!

と、身体がそう感じました

ようやく停電に気づき ただ呆然・・・

隣の奥様が安否を気遣って来てくれました

家に入れられないので

大丈夫だから家にもどって!中の方が安全だ!

言ったように記憶しています

 

・・・つづく・・・

 

 

コメント
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