画仙紙 半切1/3
グロリオサはしばしば画題に取り上げられます。原色に近い花の色で表現してみました。
墨彩画でもいささかためらわれる強烈な色合いになったかもしれません。
グロリオサの風貌は独特で、一つ一つの花をみれば炎を思わせる派手な姿です。
しかし、催事などのフラワーアレンジでは欠かせない花になりました。
小生がこの花を知ったのは30年余り前になるでしょうか。
当時はまだ珍しい存在でしたが、今やごく普通に見ることのできる馴染みの洋花です。
しかし、まだ実際作られているグロリオサを見たことがありません。
熱帯原産のユリ科植物と言うことで自然栽培では夏が開花期らしいのですが、年中出回っています。
温暖地で施設栽培すれば周年出荷が可能なのでしょう。
グロリオサは花のみならず蕾や葉先に付く巻きひげなど実に特徴的で、描く際にも注意を払う必要があります。