画仙紙 半切1/3
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ビワの花を水墨画で描きました。
ビワの成るのは初夏の頃。
ビワの実を知らない人はまずいないと思いますが、ビワの木が身近になければ花は分らない人が多いのではないでしょうか。
まして、冬分に咲くのをご存じないかもしれません。
ビワの花は数が多く、11月中から咲き始め1月になっても咲いています。
ビワの北限地はどの辺りなのか、調べたことはありませんが、幼少の頃、我が家の裏にはかなり大きな木がありました。
小さい実ながら甘く、沢山成り、木によじ登って盛んに穫ったものです。
この木は切られてしまいましたが、しばらく後、植えたのが今あるビワの木です。それなりの実が成ります。
ビワの生産地は長崎県や千葉県など暖地です。しかし、営利栽培は無理としても寒冷地でも結構育ちます。
ビワは専ら実だけが注目されますが、花も興味深い姿をしています。
小さい花が固まって咲き、なかなか面白い。
そして、長く厚みのある大きな葉。実が着いていなくても画の対象として面白い題材ではあります。
鮮やかな色合いを思い出します。
コメントありがとうございます。
ビワの花はあまり描かれないと思いますが、雰囲気が出ているようならよかったです。
昔は、藪に植えていました。
故事では、屋敷内には植えるなと。
因習ですね。
枇杷葉は、民間療法として多岐に渉って処方があります。
生命力に溢れた花木です。