goo blog サービス終了のお知らせ 

上越市家族会 ~ひとりで悩まずみんなで支え合って~

この会は、こころの病を持つ人を身内に抱える家族の集まりです。みんなで支え合って精神障害者の福祉向上を目指します。

枝垂れ桜をご覧ください!  No511 

2025-04-15 16:05:09 | 日記
今、あちこちで桜の花が咲いています。これは上越市三和区末野地内の枝垂れ桜です!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和7年度事業スタート(第1回役員会開催) No510

2025-04-07 17:49:26 | 日記
◆新年度を迎え、入学、入社、そして桜など花々が咲き始める季節となりました。
家族会も新年度を迎え第1回役員会を4月3日に開催し、総会を中心にこれからの予定などについて打合せを行いました。

総会も今年度で20回を数えます。既に会員の皆様には「ご案内」を郵送させていただいておりますが、多くの皆様のご出席をお待ちしております。
内容は下記のとおりですが、皆様には今年度も宜しくお願い申し上げます。
尚、研修会については会員以外の方も大歓迎です!
***********************************
◯第20回上越市家族会総会及び研修会
・日 時:令和7年4月27日(日) 10時00分~12時00分
・会 場:上越市福祉交流プラザ2階 第1会議室
・内 容:(1)第20回総会議案審議 10時00分~10時50分
     ・第1号議案:令和6年度事業報告、会計決算報告、会計監査報告
     ・第2号議案:令和7年度事業計画(案)、会計予算
     ・第3号議案:令和7年度役員体制

     (2)研修会 11時00分~12時00分
     ・演題:「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築について」
     ・講師:・上越相談支援ネットワーク  丸 山 ひろみ 様 
・申込先:上越市家族会事務局 水嶋 ℡/Fax 025-526-2205

昨年度(R6)の総会です!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新聞記事から(3) No509

2025-03-31 10:06:21 | 日記
◆朝日新聞記事「私が私であるために―ベルギーの精神医療改革―」(2.26~2.28付)と言う記事が掲載されました。
ベルギーは日本と同様、精神医療を多くの民間病院が支えており、本人中心の理念をもとに地域医療へと軸足を移し、長期の入院を減らそうと取組みを強化しています。
その取り組みについて掲載されていましたのでまとめてみました。

**前号より*************************************
4.ベルギーの精神医療改革について「やどかりの里 増田理事長」に聞く・・・
◯ベルギーは民間病院の割合が高く病床数が多いという日本同様の課題を抱えていたが、入院中心から地域ケアへの移行という改革が2010年より始まった。
改革が始まる以前は精神病床数が高く、改革に取組んでも成果が上がらない時代が長く続いた。精神科病院の多くは民間経営で、病床が埋まらなければ収入減、職員の失職にもつながるため、病院の反対もあった。
改革が動き出したきっかけはベルギーの当時の保健相がメンタルヘルスを重要課題とし、政府関係者や民間の支援者らと先進国等の視察の中で先進モデルを学び、どうすれば自国に合った形で採り入れられるかを研究した結果、指針として「本人中心」「リカバリ―(回復)」「コ・プロダクション(共同創造)」という考え方を採り入れ改革が軌道に乗った。更に「本人中心」が基礎であり、仕組作りも当事者等の参画が必要。
日本では本人や家族がこうした仕組作りや検討会にどの程度参画しているか?
当事者等が参画する審議システムへ舵を切ることが必要。
日本は社会的支援の不足により、入院を続ける「社会的入院」や長期入院が課題だ。
差別や偏見もまだある。ベルギーは精神医療が変わっただけでなく地域の保健・福祉の支援が豊かだ。私達も変わらなければと思う。
**終わります。*********************************
▢以上で新聞記事の「ベルギーの精神医療改革」を終わります。
日本における精神科医療の歴史はブログNo263(2020.10)「精神科医療の現状と改革の展望」(みんなねっと月刊誌より)にも掲載しました。
「にも包括」の重要性・必要性は分かりつつも各自治体の取組みには濃淡があります。
各自治体に任すのではなく国が中心となった仕組み作りと予算措置をキチンと行うことが必要なのではないでしょうか?
「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」は平成30年度(2018)から「上越市福祉計画」に記載されています。
纏めてみましたがわかりにくい点はご容赦願います。(吉原)

「コプロダクション」(Co-Production)とは、医療者と患者(クライエント)が対等なパートナーとして意見を出し合い、提供されるサービス内容の決定に両者が関与していくことを意味します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新聞記事から(2) No508 

2025-03-29 10:28:28 | 日記
◆朝日新聞記事「私が私であるために―ベルギーの精神医療改革―」(2.26~2.28付)と言う記事が掲載されました。
ベルギーは日本と同様、精神医療を多くの民間病院が支えており、本人中心の理念をもとに地域医療へと軸足を移し、長期の入院を減らそうと取組みを強化しています。
その取り組みについて掲載されていましたのでまとめてみました。

**前号より*************************************
3.ベルギーの精神医療改革を日本でも生かせるか?専門家は・・
◯医療、福祉、就労など支援の要素が機能する仕組みつくりを!・・・
・精神科医療、障害福祉、就労支援、住宅紹介など様々な領域の要素を最適に組合せ、機能させる「仕組み」があることがベルギーの優れた点だ。
日本にも各要素は既にあるが、精神疾患を有する本人を中心に据えて、連携して一体的に機能する仕組みが追いついていない。
ベルギーのネットワークに近いものとして、国が進める「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」が考えられる。精神疾患を有する本人が地域で自分らしく暮らせるように、医療、福祉、就労など様々な領域を統合して支援しようとするものだが、ただ、連携していても、紹介先に全てを任せてしまいがちで、継続的な取組が乏しく、協議の場が位置づけられているが、責任者の位置づけも不明瞭だ。日本でも責任者を明確にして圏域内で統合した支援が完結する仕組みに改善することが必要だ。
・そして、生活全般を支えるには、診療報酬に基づく医療と、障害者総合支援法に基づく福祉の連携が必要。入院と同程度に、地域に出向く訪問型に手厚い診療報酬つけるなど報酬のあり方も仕組作りの大事な要素だ。ベルギーでは予算化をして取組んでいる。
精神病床の規模に依存せず、地域で暮らすための本人のニーズに基づいた支援を提供する地域ケア、これが世界の潮流であり、あるべき姿といえる。みんな頭では分かっている。
必要なのは、近未来のニーズに合わせた仕組作りを再構築することだ。
ベルギーは精神科病院の規模を縮小し、本人中心の仕組により入院期間を可能な限り短縮し「たまに入院ほぼ在宅」を実現してきた。日本でもできないことはない。あと一歩踏み込めるかどうか、それが問われている最終局面が今である。
****次号に続く*******************************
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新聞記事から(その1)  No507 

2025-03-25 11:25:35 | 日記
◆朝日新聞に「私が私であるために―ベルギーの精神医療改革―」(2.26~3.1)と言う記事が掲載されました。
ベルギーは日本と同様、精神医療を多くの民間病院が支えており、「本人中心」の理念を掲げ地域医療へと軸足を移し、長期の入院を減らそうと取組みを強化しています。
4回にわたり掲載されていましたのでまとめてみました。

1.ベルギーの精神医療改革とは・・・
◯ベルギー保健省によると、2009年の同国の10万人当りの精神病床数は158床。経済協力開発機構(OECD)の30余りの加盟国で、精神病床数が当時最多の日本の次に多かった。
精神医療改革を本格的に始めたのは2010年。柱の一つとなったのが、専門家らで構成し、精神疾患のある本人の自宅を訪れる「モバイルチーム」という仕組み。
政府はこの仕組みに予算措置ができるようにし、民間中心の病院は「お金と人材」を失うことなく、政府も新たな予算の手当てを必要とせずに地域ケアを進めることができた。モバイルチームの利用者は年間2万4千人以上で、2010年~2023年1月までに約2400の精神病床を減らしたという。
◯一方、日本国内では精神病床における入院患者は25万5千人(2023年)で、その約6割が1年以上の長期入院。精神病床がある医療機関のうち9割以上が民間だ。
政府は2004年、「入院医療中心から地域生活中心へ」という改革ビジョンを掲げ、地域の基盤整備などを進めるが、医療と福祉の連携をはじめ課題も多い。
◯ベルギー医療改革の要「モバイルチーム」とは・・・
・モバイルチームとは精神疾患がある本人が、できる限り、病院でなく地域で回復するという理念に基づき政府が導入した仕組みで、精神科医やソーシャルワーカー(生活に支障がある方の相談に応じる援助の専門職)らが本人宅を訪れ、治療の内容、買い物の同行、就職支援など生活全体を支えるが、最も重要なのが本人との対話であり、対話の中で、その人を知り、人生の意味を見出していく。
2.地域で支援「日本でもできるはず」視察団からの報告
◯訪問看護ステーションの管理者の一人は昨年10月、ベルギーの実状を知るべく医師や看護師らでつくる視察団に参加した。帰国後は勉強会等で講師をしながら普及に力を入れている。
「ベルギーでの取り組みは日本では出来ないのではと思っていた。でも、私達が意識を変えれば地域は代わっていける。地域から声をあげることが国を動かすことにもつながる。そう希望がもてました」とベルギーの実態など視察の動画製作なども含め準備を進め、3月には完成の予定。
◯ベルギーのように多職種の専門職が本人宅を訪問する取組みは日本にもある。だが、医療サービスの公定価格「診療報酬」上の壁などもあり大きく広がっていない。
ベルギーへの視察団に参加したのは日本でどう変化を起こせばいいのかヒントを得たいという思いからだった。
モバイルチームの心理士が言った「本人の生きる意味を一緒に見出すことが私達の役割」という言葉が忘れられないと語る。
****次号に続く*********************************
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする