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今日のコラム

2013-07-10 05:44:22 | 日記


7月10日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

おとなの責任

 現代の青年は夢がないとか、 生きがいを見失っているとか言うけれども、それは青年自身の問題ばかりでなく、社会の問題、おとなの問題とも言えるのではないだろうか。つまり、おとなと いうか、その国、その政治が青年たちに生きがいを持たすようにしていない。夢を与えていない。使命観を与えていないのである。

 たとえ同じ仕事をするにしても、そのことの意義とか価値というものをはっきりと自覚させられ、教えられていないから、迷ったり不平を持って、やがては現代の社会をのろうようにもなるわけであろう。

 そこに今日の日本の根本の問題があるのではないかと思う。

 


2013年7月10日天声人語(OCN朝日新聞デジタル)

天声人語

▼ 四季を問わずに愛飲者は多いが、のどが鳴るのはやはり夏だろう。東京に初めてのビアホールがお目見えしたのは1899(明治32)年の8月だった。昭和も 戦後になると女性の客が目立ちだしたのか、昭和27年の週刊朝日にこんな七五調の歌が載っている▼〈ビールをぐっと飲み干せば 青いロマンス胸に燃え 歌 声やわし霧(きり)濡(ぬ)れて 幸夢(さちゆめ)叶(かな)へ夜更(よふ)け空〉。この詩文、いろは47文字に「ん」を加えた48文字すべてを一度だけ 使って詠まれている。いわゆる「いろは歌」で、そうと分かればなかなかの名吟である

▼関東甲信から西では、あれよあれよと梅雨が明けた。猛暑の各地からビアガーデンの盛況が聞こえてくる。「空腹」が料理の最高の調味料なら、ビールにとって最高の引き立て役は「暑さ」に尽きる

▼夏を前に、あるビール会社が1万6千人の回答を聞くと、ビアガーデンに行きたくなる気温は30度以上という人が最も多かった。ジョッキでのどへ流し込む爽快は、真夏日にこそ極まるようだ

▼梅雨明けが早すぎたのか、近所の雑木林にまだ蝉(せみ)の声はない。炎天下の街はじりじりと灼(や)けて、時おり豪雨のような夕立が、ほてった空気を手荒く冷ます。照っても降っても、用心が欠かせない。夏の高気圧はどうやら長逗留(ながとうりゅう)する予定らしい

▼〈一人置いて好きな人ゐるビールかな〉安田畝風。これは職場仲間の飲み会だろうか。若やぐ空気はうらやましいが、過飲にはご注意を。酔態に冷めてしまう恋心、意外と多いように聞く。


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