isikazu62

散歩はいいな~

今日はどこまで歩こうかな~。

      
        
  
  

「低成長でも悪くない」の記事を読んで

2012年10月30日 | 日記
48年ぶりに東京で開かれた国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会のおかげで、東京が久しぶりに外国人で賑わった。

188カ国から集まった2万人の外国人たちに、「今の日本」はどう映ったのか。

英公共放送BBCが生放送中のセミナーで地震が起き、場内が凍りついた、だが英国人司会者が「日本人が逃げ出さないからきっと安全です」と言うと、会場は笑いに包まれた。

総会の評判は悪くなかった。ボランティアの若者達の丁寧で親切な会場案内は、少なからぬ外国人参加者を感動させた。

装いを新たにした東京駅や丸の内の街路樹のイルミネーションは、世界中を大都会を飛び回る人たちにも、世界で指折りの華やかで美しい街並みだと感じさせたはずだ。

要人が集まる会議なのに、街の警備にものものしさがなかった「安全な国だね」と感想をもらす人もいた。

タイラー・コーエン米ジョージ・メイソン大教授は昨年、日本を「低成長時代の生き方を示すお手本だ」と主張し米国で話題を呼んだ。いわく、経済は衰えたが日本人の暮らし向きは悪くない。街においしいケーキ屋が増え、雨の日は百貨店に傘袋の自動装着機が置かれる。数々のささやかな進歩がある、と。


会議取材で3年ぶりに米国から帰国した同僚はが「日本の温水洗浄便座はやっぱりいい」と言っていた。この文明の利器は7割もの世帯に普及し、ホテル、公共施設にも常備されている。

経済成長では落ち目でも、私たちの暮らしに埋め込まれている技術や文化、社会システムには「宝物」がたくさんある。

楽観しすぎはいけないけれど、低成長でも日本はそんなに悪い国じゃない。