我家からほど近い、茨城県鹿島港には、鹿島石油の石油コンビナートがあり、大型のタンカーが原油を
積んで入港してきます。その30万重t級のタンカーをVLCC(Very Large Crude Oil Carrier)と呼んでいます。
まずは、鹿島港原油1号バースに、鹿島石油はENEOSグループの一員なので、
タンカーも同じグループのJXオ-シャンのVLCCです。
「ENEOS EARTH」 160,723総t 312,175重t 全長339.5 2018年JMU有明事業所 パナマ船籍
カタールのフラルアイランドから直行です。このバースは平成22年にー22mに掘り下げ、
VLCC対応工事を終えていますので、本船クラスの入港が可能になりました。
ENEOSのログが見えますね
本船は、排ガス洗浄装置「スクラバー」を装着してあるので、煙突が
二つあります。
こちらは、日本郵船のVLCC「TANZAWA(丹沢)」です。
160,597総t 312.374重t 全長339.45m 2019年 JMU呉造船所 パナマ船籍
新造船なので、こちらもスクラバーを装着しています。
やはり煙突が二つですよ、面白いですね。
こちらは、VLCCではありませんが、サハリンからロシア原油を
運んできました。
「VICTOR KONETSKY」60,434総t101,018重t 全長246.8m
キプロス船籍 2005年 現代重工 韓国
船首に何か装置があり、見たことのないスタイルをしています。
船首に付いている装置の意味が分かりませんでしたが、
本船が荷役を荷役しているこんな写真がありました。
これでこの装置の用途が納得できました。
鹿島港は、サハリンから距離が近いため、ロシア原油の輸入が多いそうです。
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