泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

第1回さいたま国際マラソン

2015-11-16 10:28:18 | マラソン
写真は、さいたまスーパーアリーナ内でのウォームアップの様子。
雨のち晴れ。スタート時はぽつぽつ降ってましたが、後半は強い日差し。
万全で臨んだつもりでしたが、詰めが甘かった。
39.4キロの最終関門、スタートから3時間45分を2分オーバーし失格。
マラソン人生、初の失格。
悔しい。もう、全身が悔しい。
そもそも、最終関門の時間を把握していなかったことが大きな間違い。
レースを止められ、呆然と係員にゼッケンにぺけをつけられ、収容バスに向かうも失格者であふれ乗れず、残りをとぼとぼ歩く。
そのとき、前日の受付の際、会場近くのケヤキ広場で川内優輝くんが親切にも語っていたことを思い出す。
「完走を目指す人は、最終関門が厳しいので、そこを超えられるようにペース設定をしてください」
何たる不覚。当日はまったく覚えていなかった。
30キロ過ぎからのゆるやかなアップダウン連続攻撃に苦しめられ、それでもラストの余力は残していた。
40キロすぎたらスパートだ。なんとかぎりぎり4時間は切れるだろう。
もうろうとしてきた頭ではそんな計算をしていた。
マラソンにはグロスタイムとネットタイムがあります。
グロスとは、スタートの号砲と同時に計測される。
ネットは、個々のランナーがスタート地点を過ぎてから計測される。
今回はグロスタイムしか生かされなかった。
スタート地点を過ぎるまで、3分18秒もかかっているというのに。
だから私のもうろうとした計算では、ネットタイムで何とか4時間は切れるはずだった。
しかし、甘かったのです。最終関門を超えるためにスパートしなくてはならなかった。
これもよい経験。
これまで3年連続で富士山マラソンに出てましたが、70メートルの坂、さらに宿泊同室のおじさんのいびきに嫌気がさして今年は辞退。
自宅から通えるし、70メートルの坂もないし、富士山より楽だろう。
という考え自体も間違っていた。
女子のオリンピックマラソン選考会にもなってましたが、有力選手はみな避けたという。
それだけの厳しさがあった。ゆるいアップダウンの連続は、後半ほど足にきた。
楽なマラソン大会など存在しない!
たくさんのことを学べました。
参加したからこそ得られた。
この悔しさを、ぜひ生かさなければと思う。
マラソンに限らず、どんなことにも。

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