夢色

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火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<「アイアムアヒーロー」>

2016-05-11 | Movie

公開延期にもなってたから、ずっと楽しみにしてた佐藤監督の新作( ´艸`)
4月から仕事が忙しくて、レイトショーで起きてられる自信がなかったので、なかなか行けなかったのですが(笑)
ようやく観てきました~。


あのねー・・・

めっちゃ面白かった!!!

でも、、、

めちゃめちゃ怖かった!!!

これ15禁で大丈夫?!ってくらい(笑)に、グロイし怖いし、何度悲鳴を上げそうになったか・・・


最初は・・・っていうか最後の盛り上がりに行くまでは、本当にヘタレでちょっとキモメンで平凡過ぎる鈴木英雄。
これはやっぱり、大泉洋さんじゃなきゃ、ね(笑) 
謝るのが口癖になってて、怖いんだけども笑えるとこもあって、さすが佐藤監督(笑)
「東テレでアニメを放送している間は~」ってくだりとか、時計付けまくりとか
高跳び選手のZQNが拍手を要求してる動作をするとことか、音楽とのマッチ具合が(笑)
ロッカーに隠れながら、何度突入をシュミレーションしても、結局ZQNに襲われて死ぬイメージしか想像できずに「無理無理無理~」ってなってるところが、いかにもで(笑)
なのに、まさみちゃんの叱咤によって、架純ちゃんを守るって言ったのは自分だった、と覚悟を決めるところは、徐々に眼の光が変わって行って、カッコよかった!


架純ちゃんは、何しても可愛いね(笑)
にゃんこお手てに首傾げて、ハイパー強力な猫パンチでZQNぶっ飛ばすところとか、めちゃカワ
半ZQNになってからは、ほとんど寝ててしゃべらなかったのに、英雄の声聞くと覚醒するようなところが、なんか、良いなぁと。
うっすらと微笑むとことか、もう可愛くて( ´艸`)

長澤まさみちゃんは、やっぱりそれなりに年取ったなと思いつつも、可愛いよね~( ´艸`) ←もうどれもオジサン目線(笑)
やっぱり女性は強い。
でも「助けてメガネ」って英雄に助けを求めて震えてたところとか、やっぱり女性なんだなーとキュンキュンした ←あれ?作品が違って来てる?笑。

井浦は気持ち悪いし最低だし
他の奴らも、、、人間ってやっぱり最低だなって思ったりもした。
ゾンビよりオバケより、怖いものは人間なんだな。。。 
ZQNが、一番深層心理で望んでる欲だけが残って、それだけを繰り返し行動原理にしているところとか、、、なんか、逆に人間っぽい。


最初は、昨日と変わらない平凡な毎日。
でも、TVや会話からは、ちょっとずつ伏線が・・・。
ゆっくりじわじわと浸食していくように変わる日常が、パンデミック起こしたみたいに一気にパニックに持っていくところは、もうドキドキで・・・
てっこの時には意味わからず放心状態で、職場戻って、そこでもパニックだったけど、ミーちゃんから逃げ出して外に出てから後はもう、大パニックで。
ZQNって、突然ハイスピードで襲い掛かってきたりするから怖すぎるねん・・・

架純ちゃんが半ZQNになった時に英雄を逃げさせるとか、最後アベサンが選ぶ道だとか、こういう時でもそれぞれ優しさだったり弱さだったりが垣間見えるのが良かった。
何気にサンゴって嫌なヤツって思ってたけど、最後は英雄も撃つの躊躇ってしまうのもちょっと分かったし。


モール自体の演出も怖かった~。
あの廃墟感
最初、どんなに危機的状況でも撃つ事が出来なかった英雄が、心を決めて銃を構えて撃ちまくる所、背中が大きく見えてカッコよかった。
まさみちゃんがヘロヘロになっちゃったのを見て、最後の力を振り絞ってまた立ち上がるところとか、全然最初と違う。
全てが終わって、まさみちゃんと架純ちゃんが見つめる中、逆行で見せる背中に 思わずウルっと泣きそうになったよ。。。
まさかこの作品で泣きそうになるとは思わんかった(笑)
一瞬、教官・・・・・・あ、違った大泉洋だった・・・(`・ω・´)真顔 みたいな。←失礼(笑)


血飛沫や吹き飛び感、ZQNに変身するところとか、CGもそんなに違和感なかったから良かった~。
光のふわふわフォーカス加減が、やっぱりさすが佐藤監督って感じで(笑)
最後の車内とかね。図書戦の教官みたいなね(笑)
ガンアクションとふわふわフォーカスは、佐藤監督がお気に入りの私です

劇中の音楽が、あまりオリジナルじゃないのもお洒落で良かったと思います。
脚本も野木さんだし、安心して観れた。
佐藤監督&野木さんペアは、当たりだわ~♪
ドキドキして、絶対出てくるよ!って薄目になってたら、絶対出てきてくれるから(笑)
珍しく邦画でここまでやってくれて、佐藤監督よく頑張ったな~って、なかなか良かったと思いました( ´艸`)
原作は1巻しか読んでなくて、あとはあらすじ追っただけなのですが、私的には、これでもうラストにしてしまっても良いかも?という満足具合でした。
ただ怖くてパニックになってアクションしてお終い、なゾンビ映画じゃなくて、心理的な揺れ動きとか、パニック状態の中でも他人を思いやる心とか、そういう人間としての心理描写があったのが、映画としても良かったと思います。

あまりに怖すぎたから、エンドロール途中で帰ろうと歩いてるお客さんが暗がりの中で隣を通るたびに、ひぃっ!!!って声あげそうになるし(笑)
帰りに車運転するのも、異様に緊張したし(笑)
夜は安定の、ゾンビの夢を観るという  
・・・これ、やっぱり15禁じゃないわ(笑) 



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