新議長誕生直後、ただちに団長・幹事長・政調委員長で議長に対して「議会改革」の申入れを行いました。
議会は元々立場主張の違う人が集まる場所。だからこそ民主的な運営と、より区民に開かれた方向で進めていくことが大切です。前期は議長や多くの立場の違う議員が力をあわせ、前向きな改善が何点も行われました。新議長の下での姿勢が問われます。
申入れの内容は以下の通りです
足立区議会議長 鹿浜 昭 様
議会改革に関する申入れ
2019年6月7日
日本共産党足立区議団
足立区議会においては、「議会改革は全会派で力を合わせて」との見地から、この間「議会改革のあり方検討会」で前向きに取り組み、政務活動費の使途の厳格化や全ての領収証の公開をはじめ、本会議に限らず予算・決算特別委員会のインターネット中継の実施、出産育児と議員活動の両立支援策など様々な改善が行われてきました。
新議長のもとでより区民に開かれた議会となり、一丸となって議会改革を前にすすめることが必要と考え、以下の点を申し入れるものです。
新議長におかれましては、ぜひ合意形成をはかるべく前向きに取り計らわれ、足立区議会が一層改革を前に進めていくことを区民に示していただきますよう、心から願うものです。
1、 開かれた場での「議会改革」議論について
新たな議会の発足にあたり公開の場で議会改革の在り方を検討していただきたい。
2、 議会の透明性を高めるための情報公開を以下のように進めていただきたい。
① 全議会で継続、審議未了となった「足立区議会の各委員会をインターネット中継することを求める陳情」の趣旨に沿い、予算特別委員会、決算特別委員会のインターネット中継に続き、常任委員会、調査特別委員会のインターネット中継を実施されたい。スピーディーな対応を求めます。
② 現在、委員会では議案説明書や報告書が傍聴人用に置かれており閲覧できるようになっています。本会議でも同様に、傍聴人が質問内容が分かるよう質問通告書の閲覧など改善されたい。
3、 費用弁償について
議員報酬とは別に支給される交通費に相当する費用弁償は、他の議会にならって廃止されたい。
4、 陳情・請願について
区外からの郵送によるものは議長判断により一律機械的に参考送付という取り扱いはせず、議長判断により柔軟に対応され、住民の請願権を最大限保障されたい。
5、 1人会派について
意見を尊重し、議員は等しく議会での権限を行使できるようにすべきであり、1人会派も認めていただきたい。
6、 本会議等の日程について
各選挙が区議会会期と重なる場合、本会議日程が短縮されることがあります。
区民から付託を受けた区議会議員としての職務は、選挙や政治活動のために省略するべきものではありません。
今後、こういった日程についても十分に考慮していただきたい。
7、 その他
住民から負託された議員として、各人が自覚を持ち、ハラスメント対策等を推進のため必要に応じ議題にされたい。
以上