区議会議員を勇退した日本共産党の前区議2名が、議会出席に伴い支給されていた費用弁償を区に返還(寄付)しました。前区議が費用弁償を区に寄付したのは区議会史上初めてです。
費用弁償は議会出席に伴い交通費等の費用として1日3000円支給されていますが、日本共産党は、「実費弁償」を一貫して主張してきました。新議長に提出した議会改革提言では、費用弁償の廃止を提案。身をもって実行し、前の期より費用弁償を全額積み立て、議員退職時に区に寄付(現職議員の返還は公職選挙法で禁止されている寄付行為になるため)することにしていました。
この日寄付をしたのは針谷みきお・鈴木けんいち氏の2名。使途は「育英資金」(区の奨学金)を指定しています。
ちなみに新議会では、「身を切る改革」として、費用弁償の廃止を提案したのは共産党区議団だけでした。「議会改革」という会派も誕生しました。一致することは全ての党派・立場をこえて、力を合わせてすすめます。