この不景気

昨日で４月が終わった。

何かと月末は忙しいのだが、
夕方からある人に会う約束をしていた。


少し仕事の話をして、その方は突然、熱心に語り始めた。


　　昨日、斉藤一人さんの話を聞いてきた。
　　面白い人で、すごい人だった。

斉藤一人氏は、３～４年前に彼のお話をＣＤで聞いたことがあった。
非常に興味深い人だ。

その方は話を続けられて・・・

　　バブルの頃、景気のいい時代は満ち潮だったとしよう。
　　今は景気も悪く、引き潮だとしよう。

　　普通の人は、満潮になるまで待っている。
　　何時、満潮になるかわからないが・・・

　　　　斉藤一人さんは、あと６年はこの状態が続くと言っていた。
　　　　何の根拠もないらしいけど・・・

じゃ、このままでいいのか？
そうじゃない、この状態から変えなければならない。

　　満潮になるまで、景気のよかった状態になるまで待つのか？
　　引き潮には、引き潮の時にしか出来ないことがある。

　　潮干狩りをすればいい。見えることをがんばればいい。


彼はそう言った。


細かい表現はちょっと違うかもしれないが、
内容はこういった事だった。


斉藤一人氏は、１０年以上個人納税額が日本一の方で、
まるかんのスリムドカンの会社の社長で有名な方である。

僕も２冊ほど本を買って読んだことがあった人物である。


人は標を見失うと、何かにすがりつきたくなる。
特に経営者って、なんだか孤独なのである。

彼の本に書いてある、『ついてる』を口に出して連呼したことはしゅっ中で、
おかげで気分的には落ち着いたこともあった。


今月で、家事をやり始めて一年が経とうとしている。
慣れたようだが、そうでもないようだ。

もともと料理は好きなのかもしれない。
おいしいものが出来ると、なんだかうれしくなってくる。

料理人と違うのは、
人においしい物を食べてもらいたいと思わない。
おいしいって言われて、喜びを感じないことだ。

自分がおいしい物を食べられれば、それでいいと思うだけ・・・


でも、土木業界の先はまったく見えない。
もっと悪くなりそうな気配さえある。

考えるより、実行あるのみ・・・
その言葉に勇気付けられて、人生で２枚目の履歴書を書いた。

一枚目は、大学の時に就職先へ提出したもの。
あれから２５年が経つ。

このところ、夜中に考えることが多く、
将来の目標、リタイア後の人生を本気で考えていた。


近所のじいさんばあさん相手に喫茶店をしようかと・・・

ファーストフードに押されて数少なくなった喫茶店。
シルバーの憩いの場所、コミュニティの場としてやってみたい。


飲食業は、まったくの未経験だが、
会社の業務が終わって、夜間にバイトという形で学びたいと思った。

向いてるのか？続くのか？
そんな不安はあるが、頭で考えるより行動あるのみ・・・


明日、面接に行く。
今まで僕が面接をしていたのだが、
受けるほうになるとは思いもよらなかった。

２０年以上、人に使われたこともない。
ま、何とかなるだろ・・・・



潮干狩り、きっと見つかるさ。