ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

かじか @岐阜県岐阜市

2019年08月06日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜城を頂く金華山の麓、長良川の左岸道路を通ったことのある人なら一度は目にしたことがあるだろう食事処「かじか」。自分も大昔から幾度となくこの店の前を通っているが、店に入ったことは一度も無かった。というのも店はパンダプール(←古い※1)側から来るとカーブの先にあり、店が見えたと思ったらすぐトンネル(金華山トンネル)に突入と、かなり車を停め辛いシチュエーションなのだ(逆も然りでトンネルを出て直ぐになるので知らないと通り過ぎる…)。岐阜公園の駐車場側から川沿いを行くとこの店に行き着くので、そういう客が多いだろうか。店は4階建ての大きな建物で1階部分は駐車場になっている。駐車場の奥には岩盤から水が落ちている場所(写真下左)に”鏡岩の水”と立札があった(※2)。階段から2階へ昇って行くと店の入口(写真下右)がある。

(※1)旧・長良川交通公園。昭和40~50年代に栄えたレジャー施設で、巨大なパンダの滑り台のあるプールがあった。

(※2)この辺りの地名は”鏡岩”なのだが、天然記念物に指定されている「鏡岩」はなぜか長良川を挟んだ右岸のやや上流にある。

 

店内は民芸品が所狭しと置かれた昭和な雰囲気。テーブル席や小上がり席がある。給仕の女性が2人も居る事から時分どきは大勢の客が来るのだろう。品書きには麺類、丼物、定食、洋食と何でもあるが、もちろん柱は鮎料理。贅沢なことに我が家では鮎は”知人が釣ってきたものを貰うもの”なので、もう一つの柱「菜めしでんがく定食」をお願いした。

まずは定食のサラダの鉢が運ばれる。最初からマヨネーズがかかっているのも昭和っぽい(笑)。その後にお膳で定食が運ばれた。田楽は田楽箱に5串並んでいる。味噌のいい香り。茄子の煮物、きゅうりの酢の物、茶碗蒸し、味噌汁、漬物、それにうさぎのリンゴと盛り沢山。小振りな田楽には最初から山椒が振ってあった。濃くてしっかり甘めの味噌だれののった串を口へ運ぶ。豆腐はつるんと軟らかい。菜めしは菜っ葉がそのまま入っている店と、乾燥粉末が混ぜてある店があるが、こちらはしっかりと葉っぱが混ざっていた。田楽の最後の1串には卓上の山椒を追加して(山椒好きなもので)ごちそうさま。次は丼物でもいただいてみようかな。(勘定は¥1,050)

 


 

↓ 店からすぐの場所にある岐阜市最古の水源地「鏡岩水源地」にある「水の資料館・水の体験学習館(旧・鏡岩水源地エンジン室・ポンプ室)」(昭和5年・1930・建造)。2棟共に国の登録有形文化財に指定されている。市の全配水量の3割を賄っているそう。2002年に完成した金華山をくりぬいた配水池もあるそうだ。

 

 

 

 

 


 

木の芽でんがく お食事処 かじか

岐阜県岐阜市鏡岩400

 

( 岐阜 ぎふ 鏡岩 かがみいわ 鮎料理 あゆ料理 でんがく 木の芽田楽 とうふでんがく 田楽 なめし 菜飯 喫茶 定食 食堂 登録有形文化財 近代建築 )

コメント
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