Level Five / King Crimson (2002)
キング・クリムゾン(King Crimson)の2001年8月に行われた北米ツアーからの音源を収録したミニ・ライヴ・アルバム。全5曲収録でミニとはいっても45分の尺がある。当時のメンバーはロバート・フリップ(Robert Fripp)、エイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)、パット・マステロット(Pat Mastelotto)、トレイ・ガン(Trey Gunn)の4人。”Nuovo Metal”という新しいテーマを掲げ、よりハードな音を追及していた頃。
最初はお得意の静かなイントロ。そこから不穏な音(ベース)がフェード・インしていき、ヘヴィーなギターが突き刺さる。元々ライヴ演奏とアルバムの演奏に垣根が無いバンドだけあって、その緻密な組み立ての楽曲はまるでライヴとは思えない完成度。これ、1度くらい滅茶苦茶になって「やめやめっ!」って演奏中止したりしたことないのかな(笑)。お得意のサウンドスケープ的な曲を挟んで緊張感も盛り上げる。表題曲は全体の音がダマになったようなアレンジで、後年あったような鋭さや緻密さはまだ芽生えていない気もするけれど、言ってもコレたった4人の演奏でこの圧だもんなァ。
ネットショップにて購入(¥780)
- Label : ポニーキャニオン
- ASIN : B00005YUZN
- Disc : 1