ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

宝来屋 @長野県木曽郡木曽町

2023年01月03日 | 長野県

紅葉の長野ドライブ(訪問11月)。木曽福島の街中を散策し、帰路につく。妻のお土産に甘いものをと寄ったのは創業元禄元年(1688)という和菓子屋「宝来屋」。店は街道沿いにあって、その建物は長い歴史に反してまだ真新しい感じ。店先に”栗”、”栗子餅”と幟が立つ。店内はガラスケースに色々な菓子が並んでいるが、意外にも洋菓子もやっているようだ。選んだのは幟にもあった「栗子餅」。妻と母と自分で3つ。少量で申し訳ないが袋に入れてもらう。

家に持ち帰っていただく。それぞれは蓋付きのプラスチック容器に入っている。岐阜市だと「栗粉餅」と書いて餡はこし器を通して粉吹いたような見かけだが、こちらはしっとりとした栗の餡がおはぎのように餅をまとっている。しっかりとした甘さがある栗餡。旨い。熱いお茶を淹れていただいた。もういくつか買って帰ればよかったかと後悔したが、こういうものってひと口かそこらあるぐらいがちょうどいいんだよナ。木曽福島には他にも賑わっていた和菓子屋があったので、次に来たらそちらも寄ってみよう。(勘定は¥630)

 

 


 

↓ 本町通と山側を結ぶ「大手橋」(昭和11年・1936・建造)。当時日中戦争などで鋼材の入手が困難だったことから鉄筋コンクリートで造られたそう。ローゼ橋という様式で、鉄筋コンクリート製としては世界で初めて、ローゼ橋としても日本で初めてのものだったのだとか。土木学会選奨土木遺産に認定されている。

 

↓ いかにも山間の長閑な駅といった風情のJR「須原駅」(明治42年・1909・建造)。中山道39番目の宿場町「須原宿」にあり、創業時そのままの姿を残しているという。

 

↓ 同じく「須原宿」にある「定勝寺」(慶長3年・1598・建造)。本堂と山門と庫裏が国の重要文化財に指定されている。こちらには日本最古の「蕎麦切り」に関する文書も発見されているのだとか。素晴らしい紅葉だったがもう陽が落ち始めていて、燃えるような色には間に合わず。

 

 

 


 

御菓子司 宝来屋

長野県木曽郡木曽町福島5076

 

( 長野 ながの 木曽福島 きそふくしま ほうらいや 和菓子 和菓子司 くりこもち すはらえき じょうしょうじ 土木遺産 田ぐち )


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (南田神田)
2023-01-03 08:42:38
おはようございます。今年もお世話になります。
最古の蕎麦切りですか! たしか信州説と甲州説があったとか。
山本おさむ氏の漫画「そばもん」で描かれていたような遠い記憶。
ふと、一宮市博物館で以前知った事を思い出したらやはり出てきました。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~ootaya/myoukouji.html
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Unknown (ハリー)
2023-01-03 10:37:34
南田神田さん、こんにちは。

>「そばもん」

この漫画は読んだことありませんでした。面白そうですねー。

>妙興報恩禅寺そば

私は「妙興報恩禅寺そば」のことを全然知りませんでした。「太田屋高見店」もまだ行ったことありません。
今度買ってみようかな、妙興寺そば。

貴重な情報をありがとうございます。
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