揖斐郡池田町にある蕎麦屋「さらい(さ來)」へ。この店を知ったのは地図アプリで近隣を検索していて。”十割月山そば”と出ていたので興味が沸いた。店は幹線道路沿いではあるが周囲は長閑な田んぼ。遠くには山々を望むことも出来る自然豊かな場所。そう遠くない場所に以前訪れた蕎麦屋「雲水」もある。建物からするとまだ新しい店なのかな。車を停めて店内へ。店内は田んぼが見渡せる外向きのカウンター席と大きなテーブル席が3つほど。1人だし、窓からの景色がいいのでカウンター席が良かったが、残念ながら先客の家族連れで塞がっていたのでテーブル席に腰かける。品書きから選んだのは「10割山形田舎板そば」〔ママ〕。ご高齢の女性店員に告げ、雄大なクラシックのBGMを聴きながら出来上がりを待つ。まずは先につゆと山葵、刻みネギ、それに出汁をとった後の昆布を刻んだと思われる醤油漬けが用意された。
すると給仕女性が「良かったらこれ食べて。」と天ぷらを盛った小皿を持ってきてくれた。お勧めは金柑だそう。金柑、蓮根、大葉、銀杏と4種類も。思わぬサービスを遠慮なく頂戴した。そして板に広げられた田舎蕎麦が主人によって運ばれる。思ったより若い方だ。田舎そばだけあって太くてごつく、黒っぽい色をしている。つゆをひと口…。あ、甘い。つゆが濃くてかなり甘い。よく東海地方の麺類食堂で出されるそばのつゆは甘いと言われるが、それはどちらかというとたまり醤油の風味が強いから。このつゆは極端に言うとみたらしだんごのたれのようなタイプの甘さ(※極端に言ってます)。ここまで甘い味のつゆは初めてかも。これが山形の蕎麦の特徴なのだろうか。手繰った蕎麦は太切りだが麺線がかなり長いので、つゆにつけようとするとどうしても猪口にどぼんと入れてしまうことになる。なので甘いつゆがちょっとくどく感じるかな。田舎そばは張りとコシがあってなかなか。手繰り終わった後はさらっとした蕎麦湯を注いでつゆを飲み干した。(勘定は¥1,020)
十割月山そば さらい (さ來)
岐阜県揖斐郡池田町八幡2918-7
( 池田町 いけだちょう さらい さ來 さ来 蕎麦 そば 月山蕎麦 田舎蕎麦 山形そば 板そば )
地元岐阜の情報も多く、気付いたらかなり長居してしまいました(笑)
こちらのさ來さんは、以前は今のお店から車で15分ほど南、大垣市内の住宅街にあったのですが、火事で消失され、一年ほどお休みされた後、4,5年前に池田町へ移転、再開されました。
ご夫婦と息子さんでされているはずです。
季節の天ぷらと鴨そばが好きで、年に1〜2回お邪魔しています。
またこちらのブログにも遊びに来ますね(^^)
コメントありがとうございます。
>大垣市内の住宅街にあった
そうなんですか。それは全然知りませんでした。
この辺りでは珍しいタイプの蕎麦ですよね。ここの蕎麦だったら鴨そばは
イイでしょうねー。次はそれにしてみようかな。
料理の写真が無いので味気ないブログですが、いつでもお越し下さい!