久しぶりに愛知県一宮市の老舗うどん店「太田屋本店」へ。詳しい年号は分からないそうだが創業して100年以上は経っているという老舗だ。当初から味噌味のうどんを出していた為、”味噌煮込みうどん発祥の店”と言われることもある(諸説あります)。こちら中休みが無いので使い勝手が良い。店に入ると夕食には少し早い時間ともあって先客は1組のみ。以前は気付かなかったが天井を見ると”格天井(ごうてんじょう)”(→木を組んで格子<こうし>形に仕上げた天井)だ。壁に掛かった品書きには基本的に「うどん」「御飯」と書いてあるだけなので、入るなり女性給仕に「うどん」と告げる。「御飯はお付けしますか?」と訊かれたが(この後呑みに行く予定なので)「要りません」と答え、「玉子」だけ付けてもらった。「玉子」は生・半熟・つけ玉子の3種あるので、今回は「つけ玉子」でお願いする。品書きをよく見ると「海老と小柱のかき揚げ」なんていうのがある。こんなの以前もあったかな? それとお酒を飲(や)るのもイイなァ、なんて考えていると後客の男性2人がまさにそう注文していた(クヤシー)。
しばらくして「うどん」が運ばれた。こちらは味噌で煮込んでいても味噌煮込みうどんで定番の土鍋ではなく、普通の丼ぶりに盛られている。つゆはなみなみと注がれていて、かまぼこ、ネギ、鶏肉が入っている。玉子は生卵が小鉢に割られていて、麺をくぐらせていただくという寸法。麺は乾麺というのもこちらの特徴。なのでやや平打ちで細目だ。早速うどんを手繰っていく。少しとろみのついたつゆはコクもあるし、うどんともよく合っている。鶏肉はひね肉。故に硬いがこれがなんともいい感じ。久しぶりだったけどやっぱり旨いなァ。丼ぶりの中のつゆが汚れないので生卵に漬けるのもいい感じ。麺量は意外と多いがするすると入って行った。次はぜひとも「かき揚げ」と酒から始めて、”もち”か”とろろ”を入れた「うどん」で締めてみたいナ。(勘定は¥800)
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愛知県一宮市大宮1-2-2
( 一宮 いちのみや 太田屋 太田屋本店 おおたや 味噌煮込み 味噌煮込 味噌にこみ みそにこみ 味噌煮込みうどん 発祥 元祖 始祖 )
奮発してかき揚げを頼んだのですが
お酒、欲しくなりました(笑)
>奮発してかき揚げを
お、いいですねー。でも小柱使ってあの価格だったら値打ちですよね。
羨ましいなァ。私も近いうちに必ず…。